シネマ日記
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2002年10月16日(水) ジャスティス

戦争もの、捕虜、ブルース・ウィリス・・・・・っと
予告編あたりをチラッと眺めているぶんには、正直言って、
あまり興味が沸かなかった〜〜なんか暗そうだし。
でも、どうやらそれだけじゃないらしいことがわかって観に行った作品。
たしかに、冒頭から戦争風景、捕虜となり収容される過酷な状況。
トーンは、くすんでて暗く重いのだけれど、
そのなかでサスペンス色がメインにしてあったので、面白かった。

第二次世界大戦時、徴兵されるが父親が上院議員だったことから肩書きは中尉。
任務も前線ではなく安全な机上の仕事だったはずのハートが、
急転、ドイツ軍の捕虜として捕えられ、それから過酷な捕虜生活が始まる。
厳寒と空爆の危機にもさらされながら、たどりついた先は収容所。
そこでも当然試練が待ち構えているわけだが、
捕虜の中の上官にも、自分が拷問で自白したことを隠したことから扱いは厳しく、
同じ捕虜同士でも人種差別があったり、ついには殺人事件まで・・・。
捕虜の中で威厳を保つ大佐マクナマラと、敵側のナチス将校ビッサーの対立が
ともに只者ではない雰囲気を漂わせている。
殺人事件の容疑者の弁護人としての任務を与えられ
自分なりに正義を貫こうとする若きハートが目の当たりにした衝撃の事実。
さらにもうひとひねりがあって、見事なサスペンスになっていた。
マクナマラ役のブルース・ウィリスも、なかなか彼ならではの役。
脚本の段階で一度この役を断り、練り直した結果引き受けたらしいが、
それはやっぱり結末と関係あるのかな・・・なんてね。
そして当初はエドワード・ノートンも興味を持ったと言うこの主人公ハート役の
コリン・ファレル。
次は、「マイノリティ・リポート」でトム・クルーズを食うか〜?(爆)


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