2006年06月16日(金) |
昔のビデオを整理してたら |
ビデオテープの整理をしていたら「北の国から98 時代」のテープを発見。
ついつい見始めたら二日連続のやつだから、2時半になっちまった。
しかしすげーいい。
無農薬野菜を作ろうと5年もかけて土を再生していた完治という若者は、作物に疫病が出てしまい隣接している岩城滉一扮する宗太兄ちゃんに農薬を撒かれてしまう。
土が死んだと絶望する完治。
その上借金がかさみ破産に追いやられる。
「無農薬だの有機野菜だなあいつは農業をなめとった・・・無農薬は金がかかる!」 「都会の人間は、つやつやのほうれん草と穴が開いたほうれん草どっちを買う?つやつやのやつだ!でもあれは農薬でつやつやなんだ!」 借金をし、資本を投下し、回収する、ということを宗太を続け事業を大きく育ててきた宗太はこう言う。 「そういう時代だ」
完治は自殺未遂を起こし街を去っていく。 宗太は事故で死んでしまう。
時代の流れを掴みとろうと必死になり、生きてきた宗太。
時代とは逆行する吾郎。 炭を焼き、転がっている石で家を作り、小さく生活を続ける。 「ありがとう」という言葉は何物にも代えがたいと話す。
純の恋人シュウの父親は炭鉱で40年働き炭鉱が閉鎖され職を失った。 文句一つを言う事もなく、愚直に生きてきた。
ゴミ捨て場には3年前の電化製品が使えなくなったからではなく、時代遅れという理由で捨てられる。
純はシュウの父親を見て、そのゴミ捨て場の電化製品を思い出す。
何が正しい答えかわからないんだけど、2006年という、さらに時代の流れが加速している今見ると、色々と考えてしまう。 とはいえ正吉や宗太の優しさには、やっぱり泣いてしまった。
やっぱ北の国からはイイナー。
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