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母の思う携帯電話
先日、友達と一緒の時に携帯が鳴った。 「あら?鳴ってる?」と思っている間に、その電話は切れた。
「なぁんだ、切れちゃったよ。」と思う間もなく、2度目のコール。 カバンの中でなかなか居所のわからない携帯は、着信音がしつこくしつこく鳴っている。
やっと見つけた携帯には、実家の母からの着信を表すメッセージが表示されている。
実は・・・。 実家の母はあまり携帯に電話してこない。 携帯というものは「緊急時」のみに使用するものだとアナログ世代の母はかたくなに信じている。
そして、携帯への実家からのコールは、ある意味ワタシの中でのトラウマになっている。 だってそれは、父が心臓の発作で倒れた時の電話だったり、父が亡くなった時の電話だったり、母が血を吐いて救急車で運ばれた時の電話だったりしたから・・・。
あまりにしつこいその呼び出しの着信音に、ワタシは呼吸を整えて、電話に出た。
「あ、○○ちゃん?(←ワタシ)ちょっと聞きたいことあるんだけど?」 「何?」と聞く私の言葉に続いた母の言葉。
「うん、今、街ではね、コート着てる??」
・・・・・・。 おかあさん、そんなことでわざわざ電話して来なくても・・・。 (しかも携帯に) ま、でも。 そんなくだらないことでも、電話番号をダイアルすれば、そこに聞いてくれる娘がいるってことが母を少しでも元気付けるんだったら、まぁそれもまた良しとしますか・・。
2002年02月23日(土)
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