こいのゆくえ
|
| 週末の出来事 | |
久々に早く起きたので、 これまた久々の私からのモーニングコール。 寝ぼけた“だぁ”の声を聞くのも久々。 と、嬉しいなぁ〜ってニコニコなんだけれど・・ 昨日悪かったなぁと思って、 朝も早くから「ごめんなさい」と謝りました。 :::::: 先週末、 我が家でかつてないほどの事件が起きた。 あの聞き訳のいい長男が家を出て行ってしまった。 金曜日、母との口論の末の出来事。 聞けば、 長男は学校で行われる2次出願説明会に行っていないとのこと。 それで、母親は怒っているのだった。 『あんた、今の状況をわかってるの?』 ヒステリックな母親は、 家中をぐちゃぐちゃにしながら怒っていた。 長男はそれを静かに観ていて、 仕事から帰ってきた私も途中からそれを観ていた。 母の怒りが一段落した時、長男が部屋に戻った。 一段落して、家はぐちゃぐちゃになったけれど、 また穏やかな空気が家の中を流れると思ってた.. 一安心.... そうして、 私は仕事帰りの“だぁ”とのいつも通りの電話で笑っていた。 その時、、やっと口を開けた長男。 母に「ちょっと出てくる」と...言い残し、 家を出て行った... 長男の机の上には 「少し自分のことについて考えます。 探さないでください。」と書き置きのメモ紙が。 電話が終わり、自分の部屋からリビングに戻ってきた時、 母から聞かされた。 『長男が出て行った...』と。 母は、自分を責めていた。 『こう言ったからあかんかった』とか、 『あんな事言わなければよかった』とか。 家をぐちゃぐちゃにしておいて、 今更あんなことを言っても長男は帰ってこない。 私も母を責めた。 『また家をぐちゃぐちゃにするから!』 『あれだけ言われ続けたら嫌にもなるわ』と。 長男がこれほどの反発を示したのは、初めてのことだった。 高校3年になって、反発はあった。 けれども、、これほど... あんなにも聞き訳のいい長男なのに.. 私も本当にショックだった。 ショックと、そして心配と。 何か事件に巻き込まれたら。 寒い冬の夜の中、、大丈夫なのか。 胸がしめつけられる思いで一杯だった。 そんな時、“だぁ”から家についた...との電話が。 “だぁ”にすべてを話していると、 今まで我慢していた涙がこみ上げてきて。 泣く私に、 「弟も大人だし。大丈夫だって」と。 「東京に来ていたら、面倒みたるよ!!」 「そして、大人の世界を教えたる!!!」と。 笑わせながらも、 しっかりとした言葉で私を包み込んでくれた。 電話を切る最後には、 「今日は起きてるよ。何かあったら、連絡してきて..」と。 どれほど、“だぁ”の言葉に救われたことか.... 『うん。大人なんだし、大丈夫!!』と自分に言い聞かせて、 長男がいない夜を越え、 次の日の夜勤にも行く事が出来た。 そうして忙しいながらも、仕事に集中することが出来た。 けれど、、 集中していた夜勤だったんだけれど、 夜勤明けの朝、また私の心にぶつかってきた出来事があった。 患者sanのこと。 患者sanの容態のことで、 仕方のないことだとはわかってはいるんだけれど。 もっと自分が発見出来なかったのか??と... いつもにも増して、昨日の夜勤明けの朝はふらふらだった。 しんどくて、眠くて、思うように体が動かなくて。 そんな時の明けの出来事。 日曜日の朝で、 採血も2・3人、検査の準備もなかった朝。 そんな朝だったのに。。 自分を責めてふらふらになりながら、 メールを見ると、 「長男が帰ってきた」と母からのメール。 ホッとしたけれど、朝の出来事もあって、、 複雑な気分。 そんな中帰ってきて、家で普通を装っている私。 普通を装って、“だぁ”からのメールも見ぬフリ。 本当は見た。 けれど、、 夜勤中の私の弱っちいメールを無視した“だぁ”。 そして、私は仕事で落ち込んでいて。 それとこれとで、メールを送りたくなくなって。 そして、そのまま何も返事もなく寝て.... 寝て...... 夜中1時半の“だぁ”からのメールで起きた、、 着信1件。メール2件。 眠気声で“だぁ”に電話して、 「ごめん、今まで寝てた」と... そういうと、“だぁ”は、 『何かあったんじゃないかって心配した』と、 寂しそうに言っていた。 「弟は??」 『帰ってきたよ。。』 いつも“だぁ”は日曜日の夜は早めに寝る。 次の日仕事だから.. それなのに、 夜中1時半まで心配で起きていてくれたみたいだった。 「ごめんなぁ」 『うん、寝るわ』 「お休み」 『お休み』 :::::: とまぁ、先週末の我が家の事件と、私の仕事と。 私の心は乱れていた週末。 “だぁ”に心配させてしまった週末。 本当に申し訳なくおもっています... そして、朝早くから「ごめんなさい」だったのです。 本当、ごめんなさい。 そして、ありがとう。 |
← | もくじ | → |