アイデンティティー

2001年12月09日(日) アタシはバカですか?

恋を、しそうです。

優しすぎる彼に、恋を、しそうです。

年上の人たちに囲まれて不安で一杯の時、
来ないと思っていたあなたが
現れたとき、
私はスゴク嬉しかった。

お酒のせいですか?

他愛もない言葉が、
グラスが空けば掛けてくれる声が、
とても優しく聞こえました。

あの店で初めて逢ったのがあなただからですか?

生まれたてのヒナが初めて見つめる相手に懐くように。

アタシの心にあなたは刷り込まれてしまったのですか?

私が高校生だからですか??

私が17歳だからですか??

恋をする度に、
自分に自信を失していく。

いつから私の隣にいたのかは
解らないけど、
触れあうヒザから
あなたの体温が伝わって、
心臓は心拍数を増していたみたい。

握り合う手を撫でていたら、
アタシは自然と笑顔になっていた気がする。

後ろから抱きしめられたアタシ。

頬に感じるあなたの頬。

小さな手を包む大きな手。

離れても、離れても
いつの間にか繋がっていた手は
どういう意味なんですか?

ワザワザ、
家路に向かう途中で
電話をくれたのは何故ですか?

会いたい?



俺も。

そんな言葉を信じてしまった私は
バカですか?

車の窓を下げてアタシに口づけしないで。

愛おしそうにアタシの手を撫でないで。









アタシは
あなたの左手の薬指の指輪の感触しか覚えていないわ。





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桜木 舞 [MAIL]