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YESTERDAY  COVER  TOMORROW


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Date 2011年12月23日(金)
一年前のクリスマス
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去年のクリスマスを思い出してみる

イブが金曜日だった。
"クリスマスイブ"という"イベント"にうきうきして、
しかも付き合って始めて一緒に過ごせるクリスマスイブだった。
ディナーの予約を、候補の中から店を選んで、した。

わたしは千鳥格子のチュニック(今年一度も着てない)で
Hはグレーのカーディガンだった。

ディナーのコースをおいしく食べて、
確か、電車が止まっているという情報を確認して
最寄まで歩こうか?となった。

何を話して歩いただろう。
私は、1年前、何をHと話していたんだろう。
今、ふとそう思って、それを思い出すことはできなかった。

話の内容じゃなくて、私はHと歩いた町並みを思い出した。

イブの23時に光の付いたバーがたまにある
暗い公園
明かりの消えた店内

歩道橋の上で写真を撮った。

結局タクシーに乗った。

Hの部屋では、シャワーを浴びて、テレビを見た。
2時3時くらいまで起きていたかも。
テレビ見てたことは覚えてる。
エロいことは、記憶にないけどしたんだろうな。


小さいころにしてもらったような、枕元にある自分の知らないプレゼントがほしかった。
枕元に互いのプレゼントを置いておいて、25日の朝にあけよう
提案して、実行した。
25日の朝、ベッドの上二人の手元は、クリスマスの包装紙とプレゼントで
すごくガサガサしていた。

私は笑ってたと思う。
Hも笑ってたと思う。
もうその笑顔はない。

1年前のこととはとても思えない。
あのクリスマスは今でもすごく身近に感じる。
そのぶん、もうHの笑顔が見られないことを信じられない思いですらいる。
身近に感じる半面、わたしの記憶が、すごく現実味がないものに思える。
あのときの私が確かに私なのか、夢 じゃなかったのか。

金、土と2泊した。

まだM1がその年で終わるって発表はなかった?ような。
最後のM1を一緒に見て、Hは高得点を取ったコンビをすごく嫌がっていた。
M1だけじゃなく、いろんなテレビを一緒に視た。
一緒に、アプリのゲームをした。

土曜は、日曜はなにを食べたかな。
食べた物の記憶が、あいまいだ。

Hの部屋で、私は確かに幸せだった。


まだたった1年前のことだ。

なんだか気持ちがあふれるのは、寂しいからか、Hを好きだからか、
あの日に戻りたいからか。
あの日に戻りたいのは、Hを好きだからか、寂しいからか。

こちらは、天気予報の通り大雪で、
雪が静かに、ほんの少しずつの幅で、だけど圧倒的な力で
町を制圧していく。
私が発する言葉さえ(犬にしゃべりかけているだけだけど)雪に制される。

でも、時間の隔たりの、私の変な感覚は消せない。
考えは澄んでいくけど、身近なように感じることや、夢のように信じられないことも、どちらも肯定して感覚をまとめあげることはできない。

FreeTEMPOを借りてみた。
すごくきれいでずっと聴いていたいかんじ。

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