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呆れるくらい夢見ていよう - 2007年06月02日(土) *すぐひび割れる未来のために ダニッチの怪。 …私は「ダンウィッチ」派ではあるのですが、今回はラブクラフト全集の訳を担当された大瀧氏に倣って「ダニッチ」で行こうと思います。 そんな訳で、やっとちゃんと読みました。「ダニッチの怪」 超有名作で、クトゥルフ神話の中枢ともいえる話なので大筋は知っていたのですが大オチとか小ネタは今回やっと知りました。 純真なるクトゥルフ神話の一話に当たる短編なんで、ちゃんと読んどいて良かった。うん。 ヨグ=ソトホート(ヨグ=ソトース)とかネクロノミコンとかミスカトニック大学付属図書館とか神話に欠かせない要素いっぱいでした。うん。もう本当に。 勘違いされてる方が多いですが、ラヴクラフトが書いた小説全部がクトゥルフ神話ではないんですよ。詳しく語ると脱線するのでしませんが。 話を戻して。 ラヴクラフトにしてはめずらしく「勝利」で終わりますが、ラムレイ的なすっきりした勝利ではなく、やっぱりほの暗い終わりですね。 「タスケテ―父上!」にはなんだかちょっときゅんとした。そして助けてあげないヨグにはもっときゅんきゅんした(ぇ)。あの人は冷酷父さんならいいですね。ま、実際は自由に出来る状態に無いから助けられなかったってだけだろうけど。 うん。一度は読んどくといいと思う。 超有名作であるからオマージュやパロ、ネタ系を引用されてること多し。 一気に読み上げられたし、そんなキツクなかったし。 その分恐怖の蓄積は他の作品に比べて少なめだったかな。 ア●ゾンで魔道書ネクロノミコンがベストセラーランキングにて18位を獲得したそうですよー?180位ではなく。1800位でもなく。 私が確認したときには32位でしたがね。でも32位ですよ?魔道書がですよ!? 上下にはNHKにようこそとか、のだめカンタービレとか、機動戦士ガンダムオリジンとかがランキングされてる中に、ネクロノミコン。大爆笑ですよ。 あっはっは。しかも私、貢献しちゃってるよ…。 禁断の書ですか。本当に禁断の書ですか。大丈夫ですか? ん。でも内容には期待してますから。完全版になる前のは読んだことあるんで。(あるんかい) -
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