| 2002年02月05日(火) |
ノートを考える No.2 (スコアブック編� � |
スコアブックの書き方を覚えたのは、一昨年の秋。前々から、「書きたい」思いだけは募っていたが、単なる思いだけで実行に移されることはなかった。 そんな実行力のない私の心を変えたのは、その年の10月にあった「セ・リーグ公式記録員」の採用試験。その頃は、「野球に関わる仕事がしたい」という思いもあった。募集要項を読むと、まずは『野球の規則や知識を問う筆記試験を行う』と記してあり、今までの試験では味わうことのなかったワクワク感が涌き出てきた。野球に関することなら、人並以上の自信はある。試験が楽しみだった。
だが、唯一の不安があった。スコアブックの書き方を知らなかったのだ。もし、スコアブックに関する問いが出題されたら、お手上げ状態。これは良い機会だと思い、「スコアブックの書き方」なる本を2冊購入した。 覚えるのは、意外なほど簡単だった(でも未だに挟殺プレーや複雑なプレーがあると、分からない)。それから試験日まで、過去に録画していた高校野球のビデオをみて、スコアブックの付け方を勉強した。
試験日当日。スコアブックに関する問いは、一題も出なかった。だが、問題はかなり難しかったし、同時に楽しい試験でもあった。「野球は奥の深いスポーツだな」と改めて思ったものである。 ちなみに、筆記試験は無事に通過していたが、次の面接であえなく散った。でも、筆記試験を通過した人は受験者900人以上に対し、たった20名強。「野球きちがい」を自認する私としては、それだけで十分満足だった。
スコアブックの付け方をマスターした私は、春のシーズン開幕が楽しみでしょうがなくなった。 3月の始め頃、地元のスポーツ用品店でスコアブックを購入。どれにしようか迷った挙句、選んだのは2000円ぐらいする立派なもの。A4版サイズで、リング付き。その店で一番高いスコアブックだった。 高校野球の春シーズン開幕。私のスコアブックの歴史が始まった。 球場でスコアブックをつけていると、ほんのたまにだが、「記者の方?」「偵察?」と尋ねられたりすることもある。これはこれで嬉しい。でも、「偵察」はないだろう・・・。坊主頭ではないし。高校生には見えないだろう・・・。
スコアブックの記入に慣れてくると、一番高いものを買ったにもかかわらず、不便さを感じるようになってきた。試合中に気になったことや、選手の特長などをメモする欄がないのだ。それを改善するために、しばらくはスコアブックを片手に、傍らにはB5版のノートを置いた。でも、これは明かに不便だし、面倒くさい。
どんなスコアブックが良いのだろうと、スポーツ用品店を巡ったがピンと来るものは見つからず、しょうがないので自分専用のスコアブックを作ることにした。
|