好きしか知らない
泣きたい時はこれに限ります。
って、そんなブルー気分なわけじゃなくても、突然読みたくなることがあります。なんだかね。すっごく心に響くのですよ。
宮川センセとの出会いは、「エチュード」っていう作品で、これまた偶然の出会い。小学校・・・だったかな?バザーみたいなイベントがあってそこで出品されていたの。営利目的じゃないから、ほぼ・・っていうか、完璧ただで手に入れた代物。それでガツンとはまってしまったのです。
「りぼん」でいう「星の瞳のシルエット」に並ぶぐらいのドロドロ恋愛劇(こっちも凄いけどね)。もう、最悪にドロドロなの。
ちょっとしたすれ違いと距離としぐさで行き違いになってしまった、遥と菜子。この2人がめっちゃいいこで、だれが見ても好きあっているのに、手をとることができなくて。すっごくもどかしい。菜子が良い子だからめっちゃ感情移入できる。切なすぎる。でも、遥も良い人で、「良い人」だから裏切れなくて。もう、友情の狭間でもみくちゃにされちゃうの。
サメちゃんも良い人。みんな良い人。これだけ登場人物が居るとだれかしら悪役が居るのに、だれも「悪」じゃないの!みんなそれぞれが「恋」していて、自分の気持ちに正直に生きたいけど、そうすると傷つく人がいるから「嘘」を付いて。でも、その「嘘」でまた傷つく人が居て。あぁ。
ハッピーエンドでホント良かった。
2002年10月17日(木)