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2004年06月06日(日) “嘘をつく”という誘惑


正直でいるのがバカバカしくなってきました。

こんなんだったら、前のように嘘をついて、
笑って「いってらっしゃい」を言ってもらう方がいい。

正直に言って、口撃されてシカトもされて、
確かに私の行動に筋は通るけれど、
全然いい事なんて無い。

出かける前に、できる家事を全てやる私。
彼の所へ行くと分かったとたん、態度が急変する母。

怒りのこもった独り言をぶちまける母。
それを背中で受け止めながら、ようやく出かける私。

やっと地獄から抜け出せた気分。
さぁ、これから極楽へ行こう。



けれど。



彼と会っても、心は満たされることはありませんでした。

私は・・・出張ヘルス嬢か?

そんな疑問を抱いてしまうような、彼との時間。


ここも、違う。

私の本当にいたい場所ではなさそうだ――――――。


それでも、夕飯を作って『鉄腕DASH!』を見ながら
楽しく談笑する。

家なんかよりはずっといい。

完全に満たされることはなくても、ちゃんと幸せがある。

大好きな人がいる。



あっという間に最終バスの時間がやってくる。


帰りたくないなぁ・・・。


翌日が仕事じゃなければ、家に愛犬がいなければ、
私はきっと帰らなかった。


お互いにキスマークをつけて、解散。

私はまた地獄へ。


帰宅すると、案の定、鬼のような母が口撃をする。

私は黙ってそれを聞き、終わった所で部屋に閉じこもる。


電話帳を持って。



その電話帳についてはまた明日。




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