+++ Rip Stick +++

2003年01月20日(月) 冷たい体温。




人工的に

細胞の活動を停止させられた身体は

白く凍り付いて

あたしに 何の温かみも与えてくれなかった。



あたしの手を握ってくれた

その大きかった手も

いつも丸くなっていた

その大きかった背中も

今は

哀しい位に小さく思えます。


最後に触れた

凍った頬は

あたしの疲れを倍増させた。





言い残した事が沢山。

伝え残した事が沢山。

遣り残した事が沢山。









あたしを許して。


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