嗚呼!米国駐在員。
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2004年01月26日(月) 新聞の日本特集

昨日までの疲れでぐっすり睡眠。朝10時起床。
自宅で出張レポートを作成し、東京の朝一番に確認できるようメールで送っておく。うーん、便利なようである意味不便になったものだ。
出張には必ずパソコンを持参するタイプの人とそうでない人がいるが、自分の場合は完全に後者だな。携帯もなるべくなら持ちたくないと思う。これを仕事熱心ではないといわれればそれまでなんだが、出張まででて放っておいてくれよ、と勝手ながら思う。もちろん、海外駐在員としての安全確認を考えるなら話は別なんだが、出来れば毎日毎日追いかけられるような状況は自分で作りたくない。


今日のCHICAGO TRIBUNEのTRAVELページの特集は JAPANであり、興味深く読んだ。
いつだって、海外の日本紹介は日本人からみればおかしなものなんだけど、逆にいえばこんな見方をされているんだ、と新たな発見さえさせられる。

記者は、アメリカ人が感じるであろう日本への観光旅行を遠ざける原因、何でも価格が高いことと言葉の壁があるという2点に注目している。価格については、イタリアの観光地 BOLOGNAと京都、それぞれのホテルや食事を比較して‘決して日本は高くない’としている。
うーん、確かに京都もホテル過剰みたいなので最近は価格が下がっているのだろうか。ちなみに、具体例を出されたのは新都ホテルのダブルルーム($212.19)であったが、ここは学生時代に4年間バイトをしていたので思わず笑ってしまった。悪いホテルではないと思うけど、狭いしいわゆるツアー客ばかりで高級感のかけらも当時はなかったけど。対するイタリアのホテルはGRAND HOTEL BAGLIONI,BOLOGNAで$281.43。こちらはさっぱりイメージが沸かないけど名前だけではそこそこのホテルのイメージ、単純な比較をしていいのだろうか。

言葉の壁については、記者が浅草や歌舞伎座に行く際に道に迷った際のエピソードを紹介している。
道を尋ねると、ほとんどの日本人がおそらく英語を理解していないようだが笑顔で案内してくれた、確かに言葉の壁は多いが、日本人の親切心がそれを越える、気にすることない、としている。 まあ、われわれは基本的に困っているのをみれば無視することはしないし何とか手伝ってあげたい、と思うにしても、もしかしたら‘本当は忙しいし面倒くさいのだが、英語で断るのも何を言えばいいのか分からない。近いのでいっそ案内した方が楽だな’という気持ちも 道を聞かれた人はあったのかもしれない、と感じた。←勝手に判断するなよ!

そのほか、安いホテル、旅館、レストラン、ガイドの探し方なども載っており、全体的に「躊躇しないで日本にいってみようよ」、というメッセージが読み取れた。 ただ、出てくる写真がお寺と七五三の着物を着た親子、それとレストランの商品ケースにある食べ物の見本。ちなみにこの見本は焼肉屋のショーケースのようで、ハラミ1800円、カルビ1200円、キムチ500円とある。こんな少量の肉であまりに高いので驚いた。でも、日本にいるときの焼肉って1人5000円くらいしていたからな(食いすぎ)。 

未だに、お前も日本に戻ったら着物を着るんだろ、なんていう質問を米人から受けることもあるのだが、やはりこういった日本特集でアメリカ人に与える印象は強いのだろう。といって、自分が日本特集を組むならば、やっぱり京都、そして渋谷の交差点、朝の東京駅丸の内口のサラリーマンの群れ、くらいの写真を載せるかな.


Kyosuke