外務省を企業に例えると、真紀子大臣は困った社長であろう。トップが、部下のミスを庇うどころかオープンにして「私は知らない」と言っているのである。こんな社長の下では誰も働けない。が、企業の社長が部下のミスを自分の責任とするのは、自分の方針を浸透させるために人事権を持つからだ。人事権なしでの改革・統治なら上手くいくはずがない。