子供の頃から世話になっている禅寺を訪ねる。すると和尚が「こんな世の中だからね、もっと忙しくしていないといけないのだけど、そうじゃない」と悔しそうに呟いた。老いた親と子・孫、若い親と幼児。幸せの絆が崩れるニュースを聞かない日はない。かつて和尚は地域のそんな問題の調整役だった。そんな優しい人と距離を置いて暮らす現代。惜しいことだ。