夏目漱石の『草枕』を再読。「住みにくいところをどれほどか寛げて、束の間の命を束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が生まれ、画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするがゆえに尊い」。私は芸術家ではないが書いた本の売れ行きが気になるチッポケなモノ書きである。私の本は読者を豊かにしているだろうか。猛省する日々。