石田衣良氏の『坂の下の湖』を読んだ。平成に龍馬なんかいらない、とあった。貧しい人々が豊かになるために英雄は現れるが、「借金返済」が一番の課題の時代に英雄は出ないという。確かにすべての問題は借金返済にはじまっている。そして赤字国債で集めた金を事業に投下し、やがて税収になって返ってくる絵を描いた。が、その再生産が機能しない。再生産しないことの罪をひしひしと感じた。