繊維商社の元社長と話す。彼は型にはまった秀才よりも、はみ出す元気のある人材を好んだ。それを「東京駅のレンガのような人材はいらない。それより名古屋城の石垣のような人材がいい。一個一個の形はいびつだが、ガッチリ組みあがったときは非常に堅牢なものになる」と喩えた。「個性的な人」のような曖昧な言葉よりよほどわかりやすい。このような喩えを用いると、同社には「自分はゴツゴツタイプだ」という人が応募してくる。