仕事の山をレフトサイドに溜めつつ、日記更新。(溜息
現実逃避中の美南海ですこんにちは。
夏の話題になるのですが、スーパーに買い物に行く際、母に頼まれてベープマットを探していました。
ベープマットってご存知ですか?蚊取り用の四角く小さいモノで、コンセントに差し込むと機械鉄板みたいヤツが温まり、その上にそのマットを置くのです。すると蚊が落ちる、ってやつです。
今ではもっと進化して、液体の方が主流だと思うのですが、母は頑ななまでにそのベープマットに拘っています。マットじゃないと安心できないそうです。
ちなみに母が使うタンスの防虫剤もすっげクサイやつしか使いません。無臭なんてとんでもないって感じで。夏場のタンスの部屋は、眩暈がしそうに刺激的な樟脳の薫りが。
で、探してもベープマットは見つかりませんでした。液体のタイプならあるのに。仕方がないのでレジの若いオニイサンに聞きました。
「あのースイマセン。ベープマットありますか?」 「ベープマット??・・・あの、それはどのようなモノで御座いましょうか?」 「ええと・・・うーんと・・・青くて小さくて四角いやつです。機械にセットして使う蚊取りマットなんですけど。」 「・・・・・・。私では分かりかねますねえぇ・・・」
えええっ。ベープマット知らない?・・・っつか、も、もしかしてアタシが時代錯誤なヒト?古いの?古いの?やっぱ時代は液体なの?必死に身振り手振りで説明するのですが、どうにも伝わらない。
うう。仕方がないので、ベープマットをいつも買う店まで行きましたが。ベープマットってアタシの中では幼い頃から馴染みの深い定番商品ですが、これは人によっては通じないんですね・・・当然と言えば当然なんですけど・・・(ノД`)大ショック
そう言えば、息子がまだ1歳ちょっとの頃。夜に私が従兄弟のうちに遊びに行き、従兄弟の家の戸棚にある「キンカン」の瓶を割ってしまった事がありました。
キンカンはご存知ですか?蚊に刺されたあと、痒くなるのを緩和する、ハッカが入ってて塗るとスーッとする薬です。キンカン塗って♪また塗って〜♪という歌がありましたが。
息子がキンカンの瓶を割ってしまって、そのガラスの欠片やら中身の液体が息子の膝元に散乱して、その刺激臭で息子がキンカンまみれ+ガラスまみれの手で目をゴシゴシと擦ってしまったのです。キンカンまみれの手で目を擦ったので、目にまでキンカンが入ってしまい、その刺激で息子は大暴れ。
これは一大事!と息子を小脇に抱えて、すぐさま大病院の救急で受診しました。診てくださったのは眼科の若い女医さんでした。
「どうしましたか?」 「あ、あの・・・キンカンの瓶を割ってしまって、手にキンカンが付いたまま目を擦ってしまって。目に入っちゃったんだと思うんですけど。」 「キンカンって何ですか?」 「あ・あ・あ・・ええと、蚊に刺された時に塗る薬ですけど」 「・・・・???」 「キンカンです、キンカン!!」 「?????」
処置室に虚しく響く「キンカン」の4文字。 「キンカン」を連呼するアタシと泣き叫ぶ息子。 そして頭上にハテナマークを浮かべているお医者サマ。
はっ。もしかしてこの先生はキンカンを知らない?キンカンって言ったら国民的な蚊に刺され薬だと思ってたんですがっ。「キンカン」で通じると思ってたのに、キンカンが通じないとなると、もうどう説明すればいいのか思考回路停止状態のアタシ。
ぎょおお。泣く息子をなだめすかして、とりあえず一度精製水で目を洗い、リトマス試験紙みたいもんで涙のペーハーの数値を計り、アルカリ性(だったか?)に傾いてるってことで何度も精製水で洗う洗う洗う。で、その後は目薬か何かを貰い、事無きを得たのですが。
自分の中で普通だと思ってる事が他人には通じないって事があるのは、考えてみれば至極当然な事なのですが、自分の中ではあまりにも普通なので通じない時にビックリする事がありますよね。
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