Coconut Vanilla POISON*
DiaryINDEXpastwill
2003年11月21日(金) 青春の淡い恋心

私が女子高校時代、仲が良かったユカ。現在はひとつ上の旦那さんと東京で結婚して子供が一人。もう長い事会ってないけど、彼女の雰囲気は「眠ってる広末涼子?」って感じ。

高二の頃、ユカはずっと憧れてた近くの工業高校に通う男性Kさんに電話で雨の日も風の日も欠かす事なくアプローチしておりました(当時は携帯どころかポケベルすらも普及していなかったので、直接相手の家に電話するという手段だった)。

そしてその地道なアプローチがようやく通じ、Kさんが「今日友達が来てるけど、良かったら遊びにおいで」とユカを誘ってくれたのでした。ユカは大喜び。「Kさんに誘われたの!きゃー!今日行ってくるわ!イッヒッヒ!」と、ブラシと手鏡片手に髪の毛のセットに怠りがナイ。

翌日。私はユカにその時の状況を聞きました。

私:「ねぇねぇ、昨日どうだったのよ。」

ユカ:「もー聞いてくれる?!あのね、気合入れて電車に乗ってKさんちに行ってー」

私:「うんうん」

ユカ:「行ったらね、Kさんと友達が2人居たのね」

私:「うんうん」

ゆか:「でね、コタツに4人で座ってて喋ってたのー」

私:「うんうん」

ユカ:「でさ、話の流れでKさんが”ユカちゃんはどう思う?”って話を振ってきたの」

私:「うん」

ユカ:「みんな私の方を見てるわけよ」

私:「だよね」

ユカ:「んで、ここは”可愛さアピールの絶好のタイミングだ!”って思ったわけよ〜」

私:「ふんふん」

ユカ:「だから、問いかけられて可愛く小首をかしげたのよ。そしたらね」

私:「そしたら?」

ユカ:「私の首がボキボキボキボキボキボキボキって鳴ったのよ!」

私:「ぎゃあはははッああああっあははあははははっはああああ」

ユカ:「すっげぇ緊張してたんだよ・・・・アタシ・・・。もうみんな静まり返っちゃって」

私:「ぎゃッははあはッははあはははははっはあはははあっは腹いてぇ」

ユカ:「もう台無しよ〜!」


そのままユカの淡く甘く切ない恋は終わりを告げたそうだ。


DiaryINDEXpastwill
感想とか。


美南海。(minami)
MyEnpitu追加 リドミ テキスト庵