掛け違えた ボタンのように 折り順を とばした 折り紙のように 私達は 少しずつ ズレ始める ちょっと見では 解らない 小さな傷から 目を逸らして 笑い合う 私が欲しいのは いつも 君だけで 君は私を モノとして 扱いはじめる 誰か 叱って下さい 亡くしてからでは 遅いと 泣き叫ぶことも 出来ない 自分に ただ 驚いている 夏が 終わる