前潟都窪の日記

2005年05月24日(火) ドブロブニク城砦都市補遺

 ドブロブニク市の印象は強烈であった。一通り写真を主体に書き綴ってきたが、なお写真として残しておきたいものが何点かある。それを暫く書き綴っていきたい。

 1991年のユーゴースラビアからの独立に際しての内戦ではここ旧市街地も戦火に見舞われた。爆撃も受けた。内戦後10有余年を経てもう戦火の爪痕は顕著にはみられないが、それでも復旧できないほどに破壊された建物がそのまま放置されている姿を散見する。そんな写真の一枚が下に示すものである。写真をクリックすると拡大します。

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 ドブロブニクは城砦都市であることは何回も書いた。その城砦の壁を紹介しよう。
 写真は城砦の隔壁の上から撮影したものである。左側が城の外で右側が城の中である。このような頑丈な隔壁で城は外界から遮断されていた。

写真をクリックすると別窓に拡大画像

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今日の箴言


・自己完結型の城砦都市は産業革命に取り残され、一時寂れたがその古き生活形態を墨守したが故に情報化時代を迎え観光地として見事に蘇った。


 城砦の壁は頑丈に出来ている。
写真左は断崖絶壁に建つ隔壁。隔壁の左側に市街がある。
写真右は城砦内の路地風景。写真をクリックすると別窓に拡大写真

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今日の俳句

・絶壁を 叩く波音 春寒し

4月20日(水)
 ドブロブニクの城砦の城壁を約一時間半かけて一周した。この散策はいろんなことを考えさせてくれた。とても有意義な時間であった。

 民族、宗教、人種、生活習慣それぞれに異なり、相争う戦乱の世界において、生活信条を同じくする人達が団結して纏まっていくためにはこのような城砦が必要だったのかとの思いが強い。

 写真は城砦の城壁の歩廊の点景である。

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今日の俳句

・城壁で 分かつ内外 春の風

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4月20日(水)
 ドブロブニク城砦の城壁を一周ゆっくりと散策した時撮影した街並みである。
 
 オレンジ色の瓦が美しい。遠くに見える島はアドリア海に浮かぶロクルム島である。













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ドブロブニクの城砦の城壁を散策していると防備のための大砲がところと゜ころに今も誇らしげに展示されている。今は使い物にならない旧式の武器であるが、国を守る、城を守るという住民の意気込みが窺える。国を守る気概をなくした祖国日本国民の精神のありようを深刻に考えさせられた。
















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