前潟都窪の日記

2005年12月01日(木) 万世一系

 日本の天皇制は世界最古のものである。第二次世界大戦後の僅かな時期を除けば、日本は異民族による支配を受けたことがない。そして世界に比類のない平和国家と日本文化を育み育ててきた。
 このように恵まれた国家を維持運営していけるのも、優れて先人達が守り続けてきた万世一系の天皇制がその基本になっているからだと思う。
 歴史を繙けば蘇我の馬子が黒幕となって崇峻天皇を暗殺したり、弓削道鏡が皇位を簒奪しようとした不敬な事件はあったし、幕末の騒乱時には外国支配を受ける虞れもあったが、これらの国難を見事に克服してこられたのも国民が等しく崇敬できる天皇家という心のよりどころがあったからだと思う。
 国民が何故かくも天皇に崇敬を寄せうるかと言えば、それは125代の長きに渡って万世一系の皇統が継承維持されてきたからにほかならない。
 如何なる実力者もこの長きに渡って継承されてきた神武以来の血に太刀打ちできるものはいない。高貴なるものの所以である。さればこそ天皇制は日本人の貴種崇拝の感情とも合致して国家統合の精神的な中心たりうるのであると思う。Y染色体理論でも明らかなように男系天皇でなければこの美しくもあり、優れた天皇制は護持できないと思う。女帝容認論にはどうしても与し得ない。女帝になれば血の継続性が一代で断ち切られてしまうからである。


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