前潟都窪の日記

2005年12月19日(月) 奥行きの深い耐震強度偽造事件

  耐震強度偽造事件では何故か事件の早期終焉を計ろうとする国土交通省の思惑が見え隠れする。欠陥マンションを購入した被害者達にはお気の毒ではあるが、佐藤立志氏がマスコミ日記の12/18付け記事「被害市民がまだ足りない・・」でも指摘しているように、彼等のエゴにも一寸うんざりさせられる。
 悪の黒幕である総研の内河所長に対する証人喚問は何故もう必要でないのか。不審に思っていたらその謎が解けたような気がした。それは、今回の事件では一躍有名になった「きっこのブログ」の12/19付けの記事を読んだからである。きっこ女史の「イーホームズ社長からメール」の記事では、イーホームズの藤田東吾社長とのメールのやりとりが生々しく、紹介されている。この記事を読むと日本ERIや国土交通省の高級官僚達に類が及ぶのを恐れて事件の早期終焉を計ろうと目論んでいるのだろうとも勘繰りたくなる。事件の構造はもっと大きく深そうである。


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