暁降
あかときくだち:
夜が更けいって、明け方近くになること。

2003年09月16日(火) 手を伸ばす この 指先を



秋だなぁ、と日々思う。

気温が上がっても、風が何だか哀しくて。

空が遠い。

今年、家の夏花たちはほとんど花を咲かすことがなくて

原色の色鮮やかに空に映えるモノがなくて

若葉の緑と違う、濃い緑だけの庭。

凌霄花も百日紅もほんの少し花を付けただけで終わってしまったよう…

今年、入道雲見てないんだよ?

海の近くに住んでて、海上にわく入道雲見れないなんてなんてサイアク!

夏前の、熱に浮かされた空気が愛おしい。

味わう前に過ぎ去ってさッ

海が、もう秋なんだよね。

透明度が上がり始めてるの。

今の時期から、寒くなるにつれてどんどん透き通って潜ると、とても綺麗。

元ちさとの『ノマド・ソウル』夏に聴くのも良いかもしれない。

でも、今の秋の夜長に聴くのも良い、かも。丁度今ね、聴いてる。

虫たちの声と彼女の声は透明度が高くって重なり合って響く。





     〜 手を伸ばす この 指先を 〜


         空ばかり見てる

         雲ばかり見てる

         遠くばかり見てる

       抱きしめたいほど愛おしい

     限りなく 叫び 息が上がるほど 駆けて


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ありづき [HOMEPAGE]

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