番長のコラム

2001年12月22日(土)

 今日、親族の葬儀に行きました。その際にお坊さんがおっしゃったこと。

  「読経するとき、「無」という言葉が沢山出てきます。仏教の発祥の地、イン ドでは「無」を大切にしているからです。人は「無」の状態から生まれます。そし てまた「無」に返ります。「無」があるからこそ「有」があるのです。
  「無我」という言葉があります。「私」は、周りの人がいてはじめて「私」がある のです。無人島では「私」と言う必要はありません。周りの人がいてはじめて「私」 がいる。周りの人に助けられ、支えられ生きている「私」がいる。これが「無我」で す。
  日本人はなにかと「無」より「有」を重んじていますが、「無」があってはじめて 「有」があることを忘れないでください。」

 心にしまっておきます。


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