1泊で旅行に行く。
今回は海方面ではないが, ちゃんと温水プールがついている。
妻は雪を心配しているが,まさかこんな時期に。 この人は変なところで心配性だ。
しかし,これは心配というより野生の勘だった。 途中までは快晴だったのに,現地に着くと雪が舞っているではないか。 子供は大喜びだが,僕は急に胃が痛くなってきた。 うちの車にチェーンは積んでいないんだぞ。
妻と子供はすでに大はしゃぎで 「明日は帰れないかもね,ラッキー」などと言っている。 冗談じゃない。
君たちはそれでいいかもしれないが,僕はどうなる。 まっとうな社会人として,遊びに行ったら雪で帰れませんでした, などとは口が裂けても言えないぞ。 い,いま帰れば大丈夫だな。 でも,それはもったいないか…
いろいろな考えに取りつかれているうちにスキができたらしく, 気がつくと,テディベアミュージアムなるところにいた。 どうもネット絡みらしいが,くまと写真をとる。うーむ。
そして子供たちの気合いの入りぶりに引き返すわけにも行かず, そのまま宿に向かう。 こっちは気が気でないのに, 妻は帰りにはここに寄りたいあそこに寄りたいと大騒ぎだ。 帰りはそれどころじゃないと思いますよ。
宿に着くと,体調が悪くて入れないという妻を部屋に残して早速プール。 後から来るはずなのに,ちっとも来ないので電話すると, 「あれ?私も行くの???」
一瞬,プールから見えるガラス張りのティールームから手を振ったかと思うとすぐに姿が見えなくなる。 次に姿を見せたのはもうプールから上がるときだった。 かろうじて上のムスメを風呂に連れていってくれたからよしとするか。
ちなみに姿を消していた間はマッサージ椅子で揉まれていた模様。 夕食後,疲れ切った僕とムスメたちは早々に就寝。 疲れていない誰かさんは人が寝ている部屋でいつまでもテレビを見ていた。
ユースケサンタマリアの声が耳について離れない…
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