★ランキン@JRA馬券道場名人&社長の馬券日記
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2015年03月03日(火) |
ランキン馬主への道? その304 バンゴールは見事に未勝利戦を勝利! |
徳島が誇る豪華夜行バス「マイフローラ」で東京へ。そして午前8時に中山競馬場に到着。さすがに冬のG2デー下り坂の天気予報という事で、自分の前には約10人ほどの待機のみ。
30分後くらいにM単戦士★雅さんも来てくれて、後ろの列に並ぶという事。ただ、その間は30人くらいでほとんど差はない。普通の日なら8時半にくればそれなりの席は取れそうな感じなんですね。
9時きっかりに開門。久々にダッシュするが中山競馬場の構造をいまいち理解してなかったのでスタンドの横を通り抜けていったら、スタンドを貫通した組にあらかた負けてしまった。これが経験の差なのか…。
まあ、それでもほぼゴール前で雨が降っても濡れなさそうな屋外の一番上の席を確保。
バンゴールのレースまではまだ3時間、イスラボニータのレースまではまだ6時間もある。
瑛太がやってるJRAのCMでは開門直後に入場して「う〜ん、競馬場っていいな〜」みたいな感じで爽やかに伸びをしてるシーンがあるが、その直後にすぐメインレースになる。
本当はその間、どうやって時間を潰すかがとっても大変なんですがね…。まあ、そうやって自分の貴重な時間を費やして、ひたすら一口愛馬の出番を待つ事によって、さらにそれぞれの一口馬主さんにとって愛馬が価値あるものになるのだ。

とりあえず、愛馬2頭の単勝馬券を1万円ずつ購入。まあバンゴールが勝てなくてもイスラボニータが勝ってくれるから悪くてもトントンにはなるはず(白目)。
あとは数分おきに雲のレーダー画面を確認しては
「横須賀とか房総半島の先はもう陥落した…」 「東京湾も大部分が堕ちやがった…」 「やべえ、雨雲もう千葉目の前」
とか、一人でブツブツやっていた。ただ、10時くらいには降り始めるかも…という予報だった雨だが、サラっとミスト状で一瞬来る事はあってもすぐに止み、バンゴールのレースまではどうにか持ちそうな気配になってきた。
これだけでも有難い。ありがとう晴れ女様。
ブラブラしてるとちょうど入場してきたっぽいイスラボニータ一口仲間の★進撃さんが。何やら小倉のキャロットの馬が出走するから早めに来たとの事。そのレース、キャロットの馬が圧勝したんですが、二頭いたんですよねキャロット。果たしてどっちだったんでしょう…。
昼休みだが、パドックに移動して待機。空を見上げつつバンゴールの登場を待つ。
そうこうしてるとニョッとイスラボニータ一口仲間の★わたちゃんさんが。ちょっと疲れた顔だ…。ブログも更新出来てないみたいだし、仕事がかなり忙しいのだろうか。私を見かけたので来てくれたみたい。イスラボニータに関しては期待半分、不安半分といったところのようだ。え〜もっと強気になってくださいよ。
馬体重が発表されるがなんと-4kg…。おいおいなんで休み明けで減るのよ…。
そしてバンゴールをはじめとする5レース出走メンバーがパドックに登場。

バンゴールは柔らかみのある歩様でスイスイと、それでいて妙にバネがありそうな感じでリズミカルに歩く。馬体は減ってしまったもののかなり状態は良さそうだ。
そして3着、2着と来ており一番強敵で実際に1番人気になっているパンデイア号。…しかしパンデイアは、後ろ脚の運びが不自然でやや突っ張り気味の歩き。トモの大きさなどはいいものがあるが、それ以上に動きの鈍さが気になる。やはり牝馬の中一週、少なくとも絶好調!!…という感じではない。

オッズなんかを確認するために掲示板を見ようとグインと振り返って見てると、何やら手前の方が会釈を…ん?
!?
イスラボニータ仲間の方(名前知らない)が!うお、ビックリ!
「なんかイスラボニータ応援幕2枚あるな〜…と思ったら、気づきました(笑)」
「全然気づいてなかった、びっくりしました」
「いけるんちゃいますか?」
「いけますかね…」
まあこんな会話は他人の一口仲間ではお約束みたいなもの(同じ馬同士なら本音で…)。お気遣いありがとうございます。
そう、イスラボニータの応援幕2枚並んでたところで見てたんですよ。
止ま〜れ〜。わりと近くで止まってくれた。

柴山騎手が乗って返し馬へ。最後の一頭になるまで待ち、無人のターフへ。柔らかみがあって良い返し馬。これは期待出来そう。

そして遂にレース発走時間。過去2戦は出遅れ、出負け気味のスタートだったが、今回はどうだろう。
注目のスタート!
のそっと出た…ダメか……。いや!二の脚はついているぞ!
「いけ!いけ!」
ちょっとポケットが出来る
「キレこめ!キレこめ!」
上手く馬群の中に少しずつ入っていく!いいぞ!
そして1コーナー。ちょっと膨れてしまったが、隣に馬がいなくなり、馬群の中に収める事が出来た!
「よし!よし!」 「ボニータ(の皐月賞)と同じだ!」 「パンデイアは…?後ろだ!よしよし!」
1000mのペースは…?1分1秒4、そんなには速くはないか?前は楽してる?大丈夫か?
でも折り合いバッチリついて、いいリズムで走って、いい感じの追走。いいぞいいぞ。
そして3コーナー。前走はここから仕掛けたが…。まだ柴山騎手の手綱は持ったまま。
そして4コーナーへ!ここでバンゴールのオレンジの帽子がスーッと前に取り付く!
ちょっと早くないか!?
いや!柴山騎手の手綱はまだ持ったままだ!おお!
そして直線でGOサイン!
いけ〜!
しかし、先頭に取り付くもそこからちょっと伸びがにぶる…。
ああ!ダメなのか?
止まってしまうのか!?
…と思った瞬間、ワンテンポ遅れてバンゴールが伸びる!
来てる!
「いけ〜!」
ジワッと伸びる!でも、思ったよりはガツンと伸びない!
ん〜〜〜届くんか?
200m通過!
「差せ!差せっ!」
血管キレそうなくらいに叫ぶ!
ここで先頭集団が垂れるのと同時にバンゴールが伸びて、様相一転!一気に先頭へ!
「うおおっしゃあ!」
「よし!」
残り50m!これはもう後ろは届かにゃい!
ゴールの前から隣の雅さんと握手!
「よっしゃあ!勝った〜!」
「勝ちましたね」
「やった〜!」
「おめでとうございます!さ、撮影へ!」
「おお、ありがとうございます」
ウキウキしてるとパドックでもいたイスラボニータ一口仲間の方がおめでとうと!
「あ、ありがとうございます!」
とがっちり握手!そして集合場所にいって、バンゴールお仲間とご挨拶と握手。
「いや〜良かった」 「僕、(愛馬が)勝つのめちゃくちゃ久しぶりですよ…(ブワッ)」 「ホッとした〜」 「…………(ま、勝って当然でしょ)キリッ」 「良かった〜」 「…………(感無量、うるうるの瞳)」
各自、このように喜びに浸る。そうこうしているうちにイスラボニータ一口仲間の★わたちゃんさん、★進撃さんともうおひと方が
「ランキンさんおめでとう!」
と駆けつけてくれた。
「うわっ(バンゴール持ちって)バレてる!ありがとうございます!」
自分の馬じゃないのに、こうやって祝福してくれるイスラボニータ一口仲間の皆さんはやはりサイコーだ。ありがとうございます。
「またメインの後にお会いしましょう!」
「はい、また後で!」
「一日二回口取りの偉業いけますね!」
「いけますかね?こうなったらいっちゃいたいですね!グフフ♪」
(だが、この約束は果たされる事はなかった…)
そして口取りへ。皐月賞の時と違って、建物の中を通る。だが、結局最後はふつうにウイナーズサークルの外からアナログに入るだけだった。
そして、サークルでは狭いって事で新しく出来たなんちゃらロード?で撮影するとの事。ふ〜ん、そうなんだ。
まあ、場所はどこであれ、口取りは嬉しいですね。
いつもの作り笑顔を精一杯してパシャリ。

柴山騎手が目の前に来てくれたので
「ありがとうございます!」
「いえいえ…馬が強かったです」
「今日は(←ここ大事)完璧でした、ありがとうございました」
「ありがとうございます、おめでとうございます」
そしてファンの方へのサインへ走っていかれました。私も札幌で植木の隙間からサインを頂いた事があります。この方ほんと人柄はいい方です。
これで終わりかと思いきや、サンデーの方が
「おまけじゃないですけど、馬のぬいぐるみに柴山騎手のサインを入れてもらったのでこれを皆さんでじゃんけんで」
という事でじゃんけん大会。あいこが10回くらい続き、水入り、2グループに分けるすったもんだの末に優勝者が決まり。私は一回戦敗退でした。
そしてお開き〜と思ったら、吉田俊介さんが
「調教師に「フラワーC使っていいか」って聞かれておもわずうんって言っちゃったよ、アハ…」
というような話が聞こえてきた。
(ぬお!いきなり重賞挑戦!?)
「今なんかフラワーとか聞こえましたね?」 「うん言ってましたね…」
てなボソボソ話で解散。どうなるんでしょう?
また皆さんと会えるといいなあ。
さて、バンゴール。帰宅後に改めてレースを見直してみました。
スタートはそれほど良くありませんでしたが、行き脚はかなりつきましたね。外枠だったので中団になりましたが、内枠だったら先行集団に加われていましたね。
そして、3〜4角。徐々にペースが上がる中で馬なりのまま進出していったのには驚きです。
レーシングビュアーの画像では画面が切り替わって分かりづらいですが、かなりいい脚です。
直線では一瞬伸びあぐねたような感じでしたが、その後しぶとくイイ脚を使ってくれました。
これも今までと同じような感じですね。イスラボニータのいい時のように一瞬で先団を飲み込むようなキレではないのですが、ナタのキレ味ってところですね。
この感じなら2000m以上でも十分やれそうな感じです。選択肢が広がります。
今回のレースを見直して気づきましたが、内枠から2着3着だった馬は直線で前が壁になって、追えなかったり、追い出しを待ってたりしていました。
もし前がポッカリと空いていたらもっと際どい勝負になっていたと思います。
ただ、終始外を回したバンゴールに対して、2・3着馬は直線まではインをロスなく立ち回っていましたので、バンゴールが強い競馬をした事には変わりないと思います。
次走はどうなるんでしょう。中2週で重賞…って正直厳しい気がしますが、調教師の期待が感じられて嬉しい気もします。
今回の勝利で一番良かったのはしばらくは引退の心配をしなくて済む…という事です。まあ、あわよくばクラシックを目指す競走に参加できればそれは楽しみな事です…って感じですね。
そして一つ勝てたし、この人気血統ですから繁殖牝馬の道もまず残されますよね?
1歳の冬に脚を痛めて3か月くらい遅れてしまい、未出走引退の悪夢もよぎったバンゴール。その馬が無事にデビュー出来、新馬よりも2戦目、2戦目よりも今回と、走るたびに内容がグングン良くなっているのも嬉しい事です。
ただ、本質的には「か弱い」バンゴールですし今回-4kgでしたから、ここでひと息入れられても文句は言いません。
まずは初勝利おめでとうバンゴール、そしてありがとう。いや〜良かった!(この日、ここまでは…)。
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