われ想う
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2001年12月30日(日) 再熱

『ジョン・レノン スーパー・ライヴ』を観る。
仕事で行ったにも関わらず、吉井和哉の歌う「God」に泣きそうになった、
あの場面が浮かんできた。

吉井和哉という個人のアーティストを観るとき、必ず決まって切なくなる。
最近は特に輪をかけて。
それが何なのか、うっすらぼんやりと解ってきた。

アーティストには「ソロ」体質のタイプと「バンド」体質のタイプがある。
彼は圧倒的に後者なのだ。
信頼できるしっかりとした基盤があり、その上で自由気儘にヒラヒラと歌い踊る。
そういうスタンスが、彼の魅力を最大限に引き出す原点なのだ。
その基盤が、仲間が、今は、いない。



何度も言うよ。何度も何度も。
早く帰っておいで。
『素敵なものが欲しいけど「なんにも」売ってないから』
と歌われていた「JAM」。だからこそ、歌うんだろ。大好きな歌を。



切なさと同時に悔しさが込み上げる。

負けるな、大馬鹿者。




睦月 |MAILMy登録