われ想う
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『ジョン・レノン スーパー・ライヴ』を観る。 仕事で行ったにも関わらず、吉井和哉の歌う「God」に泣きそうになった、 あの場面が浮かんできた。
吉井和哉という個人のアーティストを観るとき、必ず決まって切なくなる。 最近は特に輪をかけて。 それが何なのか、うっすらぼんやりと解ってきた。
アーティストには「ソロ」体質のタイプと「バンド」体質のタイプがある。 彼は圧倒的に後者なのだ。 信頼できるしっかりとした基盤があり、その上で自由気儘にヒラヒラと歌い踊る。 そういうスタンスが、彼の魅力を最大限に引き出す原点なのだ。 その基盤が、仲間が、今は、いない。
何度も言うよ。何度も何度も。 早く帰っておいで。 『素敵なものが欲しいけど「なんにも」売ってないから』 と歌われていた「JAM」。だからこそ、歌うんだろ。大好きな歌を。
切なさと同時に悔しさが込み上げる。
負けるな、大馬鹿者。
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