われ想う
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のようだった。そんな、歌声だった。
昨日、さいたまスーパーアリーナでのゆず。 天井が、すぐ頭上に迫るほどの席で、腰を落ち着けたとき軽く立ち眩み(苦笑)。 ぎっしり、というより、みっしりといった会場。これぞ満席。
私にとって、ここ数年、彼らの歌声が命綱の役割を果たしている。 彼らの放つ言葉のひとつひとつが、傘になったり、杖になったり、道標になったり。 優しくくるむ羽毛布団にも、たまには防弾チョッキにもなる。 泣くかなぁ・・・と予測して行ったのだが。 だが。 辛いとか悲しいとか、嬉しいとか切ないとか。 そういった「感情」の一切合切を、軽〜く飛び越えてしまうほどの感動。 会場に響く歌声を目の当たりにして、言葉が無かった。 バカみたいに「うわぁぁぁぁぁぁぁ〜」と感動するだけで手一杯だった。 「歌声」を聴いて涙したのは、昨日が初めて、だった。
悠仁はエナターティナー。岩ちゃんは職人。 悠仁がマジシャンで、岩ちゃんが大きなタネ。 一人一人が専売特許を持っていて、それが二乗される。無敵。 「元気ですかー!!」と、幾度となく悠仁が問いかける。 問いかけられている、のに、その声を聞くたび、元気が蓄積されていくのが解る。 「頑張れ」なんて言われなくても、この数時間後には、 きっと「頑張れる」状態になっている、そんな確信すらあった。 1曲が終わるごとに深々と頭を下げる二人を観て、 自分の価値観が歪みつつあったことが、何か・・・浮き彫りってやつ?(苦笑) LIVEとかお客さんに対する姿勢を・・・・・・考えてしまいました。
そして、何より。 歌声。ゆずの歌声。 高い空から雲間を抜けて差し込んでくるあたたかな光、そんな、声。 特に、岩ちゃんね。彼の声は・・・・・・天使のようです(笑)。救われました。マジで。
誰もがみんな ひとりぼっちを抱き締めながら生きている
そうだね。でも、
僕と ともに 行こう アゲイン
そうだよね。歌は、私と一緒に、生きてくれる。 全て何もかもが、無くなったとしても。 一人でも。そして独りであっても、この二本の足で立たなきゃいけない。 そんな時、隣にそっといてくれる。
一生涯に出会えるか解らないような時間を過ごせた。 だから、今朝目が覚めたとき、もう私が消えてもいいなって思った。 今までの記憶、全部無くなっててもいいかな、なんて考えた。
でも、光があるから。 雨雲でも、暗雲でも、雷鳴轟く厚い雲でも、その上には必ず光があるから、 だから、私は呼吸をし、こうして、生きている。
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