われ想う
INDEX|←|→
ここ数日、私の周囲でこの言葉を頻繁に耳にした。 やはり、いろいろと声高々に謳われているけれど、水面下に潜んでいるのだ。
結構、暗くなっちゃってるので、不快な気分になりそうだ、と思われた方は、 ここから下↓は読まないでくださいマセ。
その言葉は何かってぇと。「セクハラ」。 正社員研修で、つまりこの4月入社で、もう既に狙われた友達がいる。 やんわりと、しかし明らかに「そういうコト」だと解る誘いをかけられ、 オタついたら相手が調子に乗ってしまったらしい。 どうしよう・・・と悩むので、これから待ち受ける会社での長い時間を考えて、 耐えられないなら、きっぱり辞めるか訴えろ、と言った。 入ったばかりで〜云々は、言ってられない。 そこで耐えてしまったが故に、結果、精神的にかなりのダメージを受けて、 「会社」「体制」「男性」に対して、「信じる」力がゼロになった親友がいるから。 数年かけて、やっと最近「社会」復帰したとこだ。 でも、今もやっぱり「空間に二人」という状態は苦手みたい。当然だ。 そんな私も、以前勤めていた職場でそれらしきものを経験した。 何故こういう書き方をするかと言うと。 気付かなかったから。 それが、セクハラだということに気付かなかった。気付かないフリかもしれないけど。 一緒にある仕事を組んでいた上司がいた。 仕事っぷり・働きっぷりを、心底尊敬していた人だった。 二人で作業することもあったし、「その人と二人」という仕事は、別段特別ではなかった。 ある日、別室で1人作業している私のところに、この人がやってきた。 決められた終業時刻を過ぎていたので、呼びに来たんだな、ぐらいの気持ちでいた。 そしたら。 部屋に入るや否や、カギを閉められ、電気が消えた。 手元にあったライトボックスだけが光っている中、当然のように近付きながら言った言葉は 尊敬の値なんて、まるっきり無かった。
別に、最終的な行為をされたわけでも、強要されたわけでもないので、 相手にしてみれば「こいつオモロイな。おちょくったろ」ぐらいのノリだったと思う。 だから私も、そういう言葉や言動は、全部冗談だ、と受け取るようにした。 この職場とは1年契約だったので、最後まで「冗談」は続いたまま、私が退職した。 最後の日、私が上京するのを知っていた上司は、しっかり携帯電話の番号を こっそり渡してきたけれど。 帰りの車の窓から、ビリビリに破って捨てた。それで、それまでの全部を捨てた。
今は、こうやって話せるよ。 だから、結構頑丈になったなぁ、と思う。 でも、きっと私にもスキなり、無防備な態度なりがあったんだろう。 よく言われる。「お前は苛めたくなるタイプだ」とか「追い詰めたい」とか。 んなもん、彼氏に言われるからいいのであって、基本的M体質がね(失笑) 赤の他人様にそんな印象持たれても、嬉しかないわい。 だから。私自身では気付かない、そういう雰囲気を醸し出してしまっているのだろう。 そう思わないと、やってられんぜ。
ちょっと暗かったですね(苦笑)。 ここ最近、連日「きゃー★」なり「うっひょ♪」なり叫んでばっかりの日記だったからな。 ドえらい差で、読んで下さったかた、ごめんなさい。
だがしかし。 強くならんとな。
|