われ想う
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2002年04月24日(水) 昔の話

ここ数日、私の周囲でこの言葉を頻繁に耳にした。
やはり、いろいろと声高々に謳われているけれど、水面下に潜んでいるのだ。


結構、暗くなっちゃってるので、不快な気分になりそうだ、と思われた方は、
ここから下↓は読まないでくださいマセ。





その言葉は何かってぇと。「セクハラ」。
正社員研修で、つまりこの4月入社で、もう既に狙われた友達がいる。
やんわりと、しかし明らかに「そういうコト」だと解る誘いをかけられ、
オタついたら相手が調子に乗ってしまったらしい。
どうしよう・・・と悩むので、これから待ち受ける会社での長い時間を考えて、
耐えられないなら、きっぱり辞めるか訴えろ、と言った。
入ったばかりで〜云々は、言ってられない。
そこで耐えてしまったが故に、結果、精神的にかなりのダメージを受けて、
「会社」「体制」「男性」に対して、「信じる」力がゼロになった親友がいるから。
数年かけて、やっと最近「社会」復帰したとこだ。
でも、今もやっぱり「空間に二人」という状態は苦手みたい。当然だ。
そんな私も、以前勤めていた職場でそれらしきものを経験した。
何故こういう書き方をするかと言うと。
気付かなかったから。
それが、セクハラだということに気付かなかった。気付かないフリかもしれないけど。
一緒にある仕事を組んでいた上司がいた。
仕事っぷり・働きっぷりを、心底尊敬していた人だった。
二人で作業することもあったし、「その人と二人」という仕事は、別段特別ではなかった。
ある日、別室で1人作業している私のところに、この人がやってきた。
決められた終業時刻を過ぎていたので、呼びに来たんだな、ぐらいの気持ちでいた。
そしたら。
部屋に入るや否や、カギを閉められ、電気が消えた。
手元にあったライトボックスだけが光っている中、当然のように近付きながら言った言葉は
尊敬の値なんて、まるっきり無かった。

別に、最終的な行為をされたわけでも、強要されたわけでもないので、
相手にしてみれば「こいつオモロイな。おちょくったろ」ぐらいのノリだったと思う。
だから私も、そういう言葉や言動は、全部冗談だ、と受け取るようにした。
この職場とは1年契約だったので、最後まで「冗談」は続いたまま、私が退職した。
最後の日、私が上京するのを知っていた上司は、しっかり携帯電話の番号を
こっそり渡してきたけれど。
帰りの車の窓から、ビリビリに破って捨てた。それで、それまでの全部を捨てた。

今は、こうやって話せるよ。
だから、結構頑丈になったなぁ、と思う。
でも、きっと私にもスキなり、無防備な態度なりがあったんだろう。
よく言われる。「お前は苛めたくなるタイプだ」とか「追い詰めたい」とか。
んなもん、彼氏に言われるからいいのであって、基本的M体質がね(失笑)
赤の他人様にそんな印象持たれても、嬉しかないわい。
だから。私自身では気付かない、そういう雰囲気を醸し出してしまっているのだろう。
そう思わないと、やってられんぜ。





ちょっと暗かったですね(苦笑)。
ここ最近、連日「きゃー★」なり「うっひょ♪」なり叫んでばっかりの日記だったからな。
ドえらい差で、読んで下さったかた、ごめんなさい。

だがしかし。
強くならんとな。


睦月 |MAILMy登録