われ想う
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2003年01月26日(日) キセキ

いつのことやら忘れてしまうくらいの話。
普段殆ど聴かないラジオがついてた。
カーステじゃなかったら、まず耳にすることはなかった。

もう9割方の記憶が曖昧になっているけれど、
海岸線を走る自分の車のスピードと、
飛行機がググーンと上昇するようなメロディが、
得も言われぬほどピッタリで、そのあとすぐCDを買ってしまった。

それから時は経ち。
ある日新宿で、その声を聴いた私は、思わず振り返った。
白いシャツを着て、アコギ1本だけ持って、細くて背の高いお兄さんが、
陽水の「傘がない」を歌っていた。

私は、感覚で生きているところがあるので、「ピン」と来たことや第六感を重んずる。
しかも、それを外さない妙な自信がある。良いことも、悪いことも。

ここで聴いた「傘がない」。
『君に会いに行かなくちゃ』ではなく『君の声を聴かなくちゃ』であった。
店内の片隅でのインストアLIVE。お客さんは熱心なファンが2,3層取り巻くだけ。
近寄ってみれば、「千綿ヒデノリ」とあった。

この瞬間が、千綿くんの歌声と私の再会。
当の昔、ラジオで聴いて即買したCHASEのボーカルだった人。歌声。

たった1曲しか知らないバンドだったのに。
CDを買ったことすら忘れてしまいそうな存在だったのに。

繋がるべきものは、自分の知らないところで、脈々と繋がり続けているのだ。
何だかとても、嬉しくなったのだ。



またしても時は流れ。
今日、新宿TOWERであった千綿くんのインストアに行ってきました。
千綿くんの歌声と再会した、同じ場所でした。
でも、来ているお客さんの数はすし詰めのギュウギュウ。大反響です。

一番後ろ、背伸びで観ながら、良かったねぇ・・・などと思ってジンとしてしまった。

地球上の人たちそれぞれが、様々な軌跡を描いて、日々生きている。
出会えた人、出会えなかった人、これから出会う人、もう二度と会えない人。
その瞬間、その瞬間が、私たちそれぞれの奇跡なんだな。

千綿くんの歌声が、私の奇跡です。


 ゆずれない僕も ワガママな僕も 泣き虫な僕も 行け 行け
 向かい風に邪魔されたりしながら 本当の僕を探すんだよ

 


睦月 |MAILMy登録