われ想う
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2003年10月27日(月) 十秒あっち

会社の先輩が声をかけてくれて、SMEでの上田現・新作先行試聴会へ。



『上田現 十秒後の世界・SHOW CASE』

宇宙ステーション〜北京の蝶〜キコエルカイ〜ワダツミの木〜ラルゴ

現ちゃんがキーボード1本で歌い上げるのかと思ったら、
しっかりバックに3ピースを従えて登場。や! 奥村大!(喜)

この人は、ストーリーテラーとその主人公を行ったりきたりする。
もの凄い吸引力の歌声で引き付けたかと思うと、
目の前でスパッと線を引いて、淡々とその曲について語ったりする。
短編のオムニバスを見ているような。
しかしそれは、実はワンシーンのスイッチングでしかないような。
終了後に「ラルゴ」のPVが流される。
さっきまでそこに居た現ちゃんが、スクリーン上の架空の人物のような錯覚。
あぁ、ここにも宇宙人が一人。

十秒後の世界ってのは、今から十秒後ってことじゃなくて、
今は今の平行移動、十秒後の世界の十秒後は、やっぱりその十秒の平行移動。
だから、どれだけ近くても、結局は交わったりしないもんなんかもなぁ。

私の足りない言葉で書くとまるで禅問答だが(愚)、そんなことを言ってた。
あとちょっと、そこにあるんだけど、こことはまったく別の世界。
それが、現ちゃんの描く「十秒後の世界」って感じかな。
今日目にした世界も、そんな世界でした。乃木坂なのに(笑)。


でも、悲しくも切なくもないんよ。

 科学者がそう立証しても、僕はそれを蹴飛ばして、キミを抱き締めるよ

現ちゃんが奏でると、何か信じられる気がします。


大ちゃんのギターが、むせび泣く感じで良かったス。
「ワダツミの木」でのアコギが、キュンキュンきました。
新作には、かの名曲「ロボット女子高生」も収録されるぜぃ。


現ちゃんの描く世界は、触れられるはずのない「十秒後」。
帰りに乗った地下鉄が、まるで異次元に続く銀河鉄道のようだった。
ほんの少し心の視線をズラせば、案外あっさりあっちに行けるのかも。

なんてな。




♪北京の蝶/上田現


睦月 |MAILMy登録