われ想う
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2004年03月20日(土) winner

もしかしたら、「暴言」とも取れる言葉が出てきます。
でも、ここは私に他ならないので、書く。
私が感じたことだから、私の言葉で書く。



いいバンドが、ひとつ先へと進むために、散った。
幸せなことに、シークレットで行われた最初のステージを除いた他、全部。
それも片手で足りるくらいの数だけど、その全部を観られた。

その空間に身を置くたびに、どんどん楽しさが加速するようで、
観てるこっちは、そりゃあ楽しくて仕方なかった。
ステージ上のメンバーから、キラキラした銀粉が降ってくるような錯覚。
もっと長い時間観たい、もっとたくさんの曲が聴きたい。
このバンドに対しての欲が積み重なる。それがとっても楽しかった。

そして、今日が最後だった。
一本一本で加速するような充実感は、何も変わらず今日も一緒。
でももう、次は無い。
それぞれの「次」へと進むために。

きっとね。その「次」も、きっといいバンドになると思う。
センターに立つ、その姿を観ていて、そんな気がしました。
確信も何も無い、単なる予感ですが、そんな気がしました。


「格好いい自分は、もうないです。このままです」
なんてことを、言ってたっけなぁ。
「や、別にいつも『普通』なんですけどね」とかって。

…真正面を見据えて、こんな風に言う姿を見て。
勝つとか負けるとか言うてるうちは、勝てっこないかも
なんて思ってしまいました。

「勝つまで」ってことは、今ンとこ、勝ててないってわけなんでしょう?
それはさ。「負けを認めた」ってことじゃなくて、
「自分を認められてない」だけなんかもな…なんて、思ってしまった。

私も、勝負の世界に片足突っ込んでた時期がありますから、
そりゃあ「負け」るのは嫌だし、悔しい気持ちもこれでもかってほど経験した。
ひとつ勝っても、その次に勝ちたいと思う。それに勝ったら、またその次。

でも、音楽ってのは、こういう勝負事じゃないと思うのね。
闘うとすれば、相手は自分自身じゃないのかなぁ…。
最終的に目の前に立ちはだかるのは、自分。己との一騎打ち。
終わりとかゴールって、結局のところ自分なんだよ。
切磋琢磨して、自分自身を奮い立たせるのは悪いことじゃないっす。
でも、何つうの…?
そういう、目に見えてわかる「勝ち負け」とはちょっと違うような気がする。
そこから一歩抜け出したときに、「勝った」ってなるのかもね。


この夜のボーカル氏の言葉を聞いて、そんな風に思った。
「あ、この人は今、勝ってる」って思った。
でもたぶん、あの人の中に勝ち負けなんて、おそらく無いよ。

勝ったとか負けたとか、そういうことから脱却した人が、勝利者だと思う。



まだまだ、険しいねぇ。いろいろと。お互いに。
しかし。勝つために集まってきた者同士なんですから、ぜひガチンコで。
何をもって「勝ち」とするのか興味もあるし。
私にしてみりゃ、去年の夏の時点で、既に大勝利だったんだけどさ。
この辺りは、一介のファンと当事者であるメンバーの差ですかね。



生まれた音楽は、ずっと生き続けるもんだ。
ありがと今まで。これから、楽しみにしてます。





♪non


睦月 |MAILMy登録