大袈裟に言え今この街をほんの少しでも離れる事は悪くない長い時間電車に揺られながら僕はなるべくいろんな事を考えないようにした左手に見える海の上に虹が出ていた海に浮かぶ半円の虹残りの半分も静かに海の中を漂っているんだろう知らない土地の光や音や匂いが僕を安心させる海が近すぎるこの街は何処も彼処も汐の匂いに溢れている悪くない最愛の音楽とビールと浅い眠り