音を聴く日々。
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2006年05月20日(土) |
JAPAN CIRCUIT -vol.35-@SHIBUYA-AX |
メジャーデビュー後のアロウズを楽しみに、今月も行ってきました、JAPAN CIRCUIT。
出演者は the ARROWS No Regret Life つばき チャットモンチー DJ OZMA
今日の結論は、DJ OZMAの人気は絶大ってこと。 お客さんの7〜8割くらいはDJ OZMAファンだったんじゃないかな。 あの会場の一体感と、今時CanCam風のお姉さんから、ちびっ子、 そして気合の入った方々までを踊らせてしまうパワーは何なんだ、一体。 アロウズも、その他バンドの皆さんももちろん良かったのだが、 なんだかDJ OZMAのインパクトがでかすぎて、記憶が曖昧になってしまいましたわ。 やっぱり、ITMS100万ダウンロードアーティストは器が違う。
しかし、ともかくアロウズですよ。 私の予想する出演順は、チャットモンチーがトリで、アロウズはその前なんじゃないか、 というものだったので、かなりのんびりしていたのですが。 まさかのトップバッターであせった。 編集長山崎さんが発表する出演順を聞いてから、良く見える場所探そう、 なんていう考えは甘かった。 移動する間もないまま、いつものSE(山内さん作?)にのって、アロウズ登場。 しょうがないので会場左のドアを入ったあたり、ぎゅうぎゅうな中で見ました。 しかし、ぎゅうぎゅうとはいえアロウズの音が鳴り始めたら体が勝手に動いてしまう、 という訳で、踊っちゃったけど。小さめに。
セットリストは 恋する摩天楼/BGMの向こう側/JIVE JIVE/ナイトコール/イエスタデイワンスモアーズ
SEが鳴ってるうちに、当然のように踊りだすリュウジさん。 会場からはその独特なダンスに早くも笑い声が起きる。 私も最初は、なんじゃこれ!と笑っていたものだが、最近では 「笑ってられるのは今のうちだよ、聴いたらすごいよ」 と心の中で思う。(偉そうだな・・・) それだけ曲の求心力が、音のかっこよさが半端じゃないのだ、アロウズは。
ライブは、場所があまりよくなかったので、ギターのシュンジさんと、 ボーカルリュウジさんを主に見る。 リュウジさんはいつもどおり白シャツ(何枚持ってるんだろう)、 シュンジさんはチェックのパンツに、ロックンロールTシャツに、つばつきの帽子、 山内さんはキャップ被ってたなぁ。 キャンディさんはあの着こなしが難しそうな水玉模様のパンツはいてました。 アロウズの皆さんは、お洒落なので衣装チェックも毎回、楽しいです。
前回、AXで見た時はカミカミだった、リュウジさんのMCは 曲紹介を絡めたテンポの良いおしゃべりへと進化を遂げていた。 (ワンマンの日付間違えてたけど・・・)
ライブは、1曲目の恋する摩天楼でぐっと温度を上昇させておいて、BGMの向こう側へ。 まさか、ここでこの曲が聴けるとは思わなかった。 去年のQueのワンマン以来じゃなかろうか。 リュウジさんのアコギから始まって、だんだん加速して駆け抜けてく音と、 それに反してどんどん切なくなる歌詞。 あー、もう、泣きながら踊るとはこのことだ(泣いてないけど)。 CDとはアレンジが変わってて、それを聴けるのもうれしかった。 ナイトコールは、手拍子せずにはいられなかった。 ほんとにアロウズというバンドの魅力をズバリ表す、 ナイスなチョイスのデビューシングルだなぁ、と生で聴いて思った。 ちょっと恥ずかしい甘酸っぱい歌詞も、リズムに乗っちゃえばそれでOK。 山内さんとシュンジさんのギターの絡みも、いつもながら絶妙でかっこいい。 2人の音が重なって広がっていくメロディーが大好きでしょうがないです。 そしてラストは、大盛り上がりの曲で来るかと思いきや、 しっとりとイエスタデイワンスモアーズで余韻を残す。 これがまた泣ける。山内さんのアウトロのギターはずるい。 シュンジさんのコーラスもずるい。 ずっと聴いていたくなっちゃうじゃないか。
メンバーみんなが笑顔で去って、アロウズ終了。 1組目なのに汗びっしょり。 ワンマンへの準備運動ばっちりなライブとなりました。楽しかった。
今日のメインが終わってしまったので、あとは後ろのほうで ビール飲んだりしながら、のんびり見た。 No Regret Lifeは骨太な音とまっすぐな歌を聴かせてくれる3ピースの バンドだった。切ないながらも爽快さがある音でした。 メンバー3人がすごく楽しそうで、力を出し切ってるように見えて、 聴いてて気持ちよかった。
つばきはソネさん中心に見る。 ソネさんのギターはどんな人と絡んでも (といってもほぼメレンゲだけでしか聴いたことないけど)、 きれいに混ざり合うな、と思った。 なおかつ、存在感がある。
チャットモンチーは、ボーカルのえっちゃん(と呼ばせていただくことにする)の小ささ、 かわいらしさがAXのステージで際立ってましたわ。 ライブ前には眼鏡を買いに渋谷の街に出ていたらしい。 さぞかし、眼鏡姿もかわいいことでしょう。 しかし、声の存在感は抜群。 アカペラから始まる新曲もLOFTで聴いた時よりさらに凄みが増してて、 良かった。チャットモンチーにはいつも鳥肌が立ちます。
そして、最後はDJ OZMA。 ここは本当にAXか?と疑いたくなるような、アゲアゲ(笑)ライブ。 もちろん、バンド演奏などなく完全カラオケ。 ダンサーさんがステージ狭しと踊り、客席も負けじと踊り、 OZMAさんたちは白い衣装で決めまくる。 かと思えば、絶妙なトークで爆笑を誘い、 最後は「アゲアゲEVERY☆騎士」の振り付け指導。 氣志團よりも衝撃が大きかった。 貴重なものを見させていただき、ありがとうございました。
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