音を聴く日々。
DiaryINDEXpastwill


2006年05月26日(金) the ARROWS@渋谷CLUB QUATTRO

今日は、アロウズワンマンの日。
どうしても最初から見たかったので、4月に休むはずだった
有給をまわして、万全の体制で臨む。

タワレコに寄ってスネオとセカイイチのシングル買ってから、
早めに会場のクアトロに向かう。やる気満々なので(笑)
クアトロ入ったら、物販でワンマン限定のTシャツ発見。
黒いボディの背中に筆文字で「ジュテーム!?」って書いてあるの。
そのインパクトに物販にいたおしゃれ番長さんに
「今回のTシャツすごいですね〜」
と言ってしまう。
そしたら逆に「今回、だめですか?」と返されてしまった(笑)
いやぁー、全然ダメじゃないですけど、着れる時があるかどうか心配で。
物販の方々も誰も着てないしさー。
でも、結局ワンマン記念に購入。夏に頑張って着てみたいと思います。
あとね、タワレコ限定シングル「二人三月」を持っていくとプレゼントあり、
ということだったので、持っていってみたら。なんと、ばらの花を一輪もらいました。
生花だよ。すごい。ばらの花をポケットにさしてフロアへ向かう。

フロアは、チケットがソールドアウトとはいかなかったようで、
テーブルが出てる状態。開演30分以上前でまだお客さんもぱらぱら。
いつもはカーテンで仕切られてる、ステージ前の左のエリア部分も
この日は何にも仕切りがなくて、すごく広く感じた。
私はシュンジさんのギター好きなので、フロアの右側に場所を取り、開演を待つ。
ゴーイングの松本素生氏やポメラニアンズのザッキーさん
(ザッキーさんは終演後に見た)も見にきてましたね。

開演の7時を10分過ぎた頃に、会場が暗くなってSEが鳴りはじめる。
SEははじめて聴いたもので、スペーシーな雰囲気を持つ曲だったなぁ。
照明も青と黄色の光りでスペーシー。
クアトロでのワンマンの特別さを感じた。
メンバーは、まずリュウジさん以外の4人が登場。
会場からの「マサ!マサ!」という掛け声に
キャンディさんが早速マイクで答えてた。
そして、リュウジさん登場。なんと、白スーツ着用!
意外!意外すぎてちょっと面白かった(笑)。
非常にお似合いでしたけど。あれ、私服だったらすごいなぁ。
この日は、他メンバーの衣装もスペシャルで。
シュンジさんは、白のパンツにベージュのTシャツに、トレンチコート着用。
帽子は黒のサテン生地に赤いリボンが巻いてあるやつ。すごい!おしゃれ!
トレンチコート着てライブする人初めて見たかも・・・。
あれは長身だから着こなせる業か。
一方、山内さんとキャンディさんはカジュアル組で、
キャンディさんは黄色いミッキーのTシャツの上に柄のシャツ着てた。
山内さんは紫っぽい色のパンツにTシャツにパーカーに、キャップでしたよ。

さて、待ちに待ったライブは「オレンジバックビート」からスタート。
リュウジさんは、右へ左へステップ踏んで移動しまくる。
これが今まで見た中で一番滑らかで、
久々にリュウジさんのダンスに魅了されましたわ。
あと、スーツ着用ならではの、ヒロミゴーばりのジャケットアクションがね、
ところどころで見られて面白かったー(いや、かっこよかった?)。
新しかった。

ワンマンだから、熱中して見ちゃうのかな自分、と思っていたら、
びっくりするくらいに落ち着いて見れたライブだった。
集中して見ないとすぐに過ぎていってしまうイベントに比べて、
今日はアロウズだけをゆっくり見られる、
という気持ちがあったからかもしれない。
会場もQueの時のように熱い空気ではなかったな。
それぞれがそれぞれに楽しんでる感じだった。

ワンマンということで、やはり速い曲から聴かせる曲まで幅広くやってくれた。
アロウズ最速の曲と言う、「ロックンロールは明るくなくっちゃね」の
「ロックンロールダンシングガール」。
(終わったあと「速い!速いよ!」と息きらせてました、リュウジさん)
ここんとこ、ライブで見たいなぁと思ってたくさん聴いてた
「スターサーカス」や「星空歩く 地球ウォーク」。
そして、この2曲と同様ミディアムナンバーの「みんなの25時」も良かった。
アロウズはパーティーチューンだけじゃないことを実感。
目を見開いてステージを見ていたいのに、
音の洪水に浸っていたくて思わず目を瞑ってしまった。

前半のハイライトと言えば、シュンジさんがアコギに持ち替えた
「甘い生活」〜新曲への流れでしょうか。
「新曲やります!」と言ったと思ったら、キャンディさんはなぜかベースを置いて、ステージ中央へ。
そして、ドラム国文さんが叩くサンバのリズムに合わせて踊りだした!会場大爆笑。
カズダンス、去年のワンマン以来でした。また見れてうれしかったです(笑)
新曲は、ボサノバ風なギターのメロディが印象的な、明るい曲。
真夏にビーチで聴きたい感じ。新しいアロウズだった。
しかし、歌詞は「ふるさとに帰ろう」という地に足着いたもので、
とってもリュウジさんらしいなーと思った。
普段の生活から物語が生まれる、そこがアロウズの好きなところ。
この曲では、会場みんなでサンバのリズムを叩いた。
リュウジさんは、新たに打楽器という武器を手に入れ、この曲はもちろん、いろんなところで叩いてた。
その手があったか!って感じ。楽しそうだった。

ライブを見ていて、ギターが2人いるっていうのはすごいなぁって改めて思った。
ギター・ボーカルじゃなくてギターに専念する人2人。
山内さんとシュンジさんの2人のギターは、それぞれのメロディーがすごく緻密でバランスよくて。
それぞれの音の住み分けが出来てて、なおかつ、歌を邪魔していない。
前半には(oh!ベイビーだったか、JIVE JIVEだったか)、
山内さんのギターでトラブルがあって、
山内さんのパートをフォローするシュンジさんを見た。
バンドとしては良くないことだろうけど、何となくいいものを見たなぁ、
と思った私でした。

MCではキャンディさんが
「スペシャで放送しているOxlaを見ている人だけにわかる
コール&レスポンスをやってみたいと思います」
ということで、何をやるのからと思っていたら。
キャンディさん「(野球の投手のように振りかぶりながら)キャン熱!」
客席20人くらい?「(ボールを受け取るしぐさ?)あっちっちー!」
と言うものでした。メンバー含め、会場苦笑。
でも、私もOxlaを見ていたら、参加していたことでしょう。
あとは、プレゼントのばらについての説明があって、
キャンディさん「1本のばらを英語で言うと?」
リュウジさん「ア ローズ」
キャンディさん「ア ローズ、アローズ、アロウズ!バンザーイ!」
つられて客席も「バンザーイ!!」。いやー、粋な計らいだわ。
親父ギャグ入ってるとも言えなくもないけど。

後半は、「行っちゃう?行っちゃいますか?」ってことで
「恋する摩天楼」、そして「ナイトコール」で大盛り上がりにさせといて、
「BGMの向こう側」、「イエスタデイワンスモアーズ」で泣かせる流れ。
私は、ほんとこの2曲に弱くて、だめだ。切なすぎる。
曲が、ギターが切なすぎる。
本編最後は「二人三月」。
もしかしてワンマンだから、ホーンが出てきたり?と思ってたのだけど、
それはなく、ホーン部分のメロディはシュンジさんがコーラスで。
あのコーラス大好きだ。
楽しく手拍子して、一緒に歌った。

さて、アンコール。
ジャケットを脱ぎ、Tシャツで現れたリュウジさん。
シュンジさんは、「ジュテーム!?」Tシャツ着て、登場。
山内さん、キャンディさんも上着脱いで薄着に。
ということで「薄着のあの子が好き」が演奏される。
そういうことか。
アロウズにしては珍しく、バンド以外の音を鳴らしながらの演奏でなんだか新鮮。
これね、ナイトコールに比べたら落ち着いてて、
あんまり好きじゃなかったんだけど、生で聴いたら良かったです。
淡々としたリズムの中に薄着のあの子へのあったかい気持ちがあって。
山内さんのコーラスも良かった。「テクテクテクテクオンザラン〜♪」
2曲目は「大脱走〜虹色のアーチ」。あー、この曲を忘れてた、と思った。
大好きなのに。
アロウズの曲全般的にそうなんだけど、この曲もアウトロの余韻に物凄く引っ張られる。
でも、終わらないでほしい、ずっと聴いていたいという気持ちとは
裏腹に曲は終わって行く。

1回目のアンコールが終わっても客電はつかない。
ということで、2回目のアンコール。
「みんなをどうしてもしっとり(しんみりだったか?)させたい」ということで、
リュウジさん弾き語りの「屋上にスワロー」。
ライブで初めて聴けた。ほんわかして優しい曲。
ほんと、この坂井竜二という人の、アロウズというバンドの懐の深さを
感じたライブだったなぁと思った。
最後は「マイフレンド」。疲れが出たのか、ほっとしたのか
歌詞間違えてるリュウジさんが気になったけど、
それも、まぁライブならではだからね!
ライブの満足さと終わってしまうことの寂しさに挟まれつつ、最後も踊る!歌う!
そしてほんとのラストは5人が前に出てきて、肩組んであいさつを。
楽しい時間を、素晴らしいライブをありがとう、アロウズ。

もっと見たいなぁ、と思って一瞬大阪遠征してもいいんじゃない?
という思いがよぎっったんだけど、それは自制した(笑)
次の日仕事だし、お金かかるし!また東京でワンマン見れることを楽しみに頑張りますわ。


ましゅ |MAIL

My追加