音を聴く日々。
DiaryINDEX|past|will
2007年07月21日(土) |
クラムボン@日比谷野外音楽堂 |
あいもかわらず、寝不足。 スクールの宿題をやっていたため、4時就寝。 眠いまま、文章講座に行って、夕方から日比谷野外音楽堂へ。 7月の怒涛のライブ6本を締めくくるのはクラムボン。 まだまだ眠いは、ホフやくるりに気を取られてて新しいアルバムあんまり聴いてないは、 ウォークマン忘れて今日も聴けないは(携帯も忘れて時間もわからない…)で、 不安を抱えつつ、野音に入る。
しかし。会場入ったら、もう既に楽しい。 席もCブロックながら、真正面でよく見える! (もし去年、ここだったら「サマーヌード」の時良く見えたであろう…) お客さんが吹くシャボン玉見てるだけで楽しい。 3人の機材がセットされた、ステージを見てるだけで口角が上がる。 そうか、これが、クラムボンの野音だったっけ。
クラムボンの野音の会場は、みんながそれぞれに、 自由にクラムボンの音楽を楽しんでいる。 音楽に聴き入っている人達だけではなくて、酔っ払ったり、 おしゃべりしたりしている。 そんな環境に、去年はうまく馴染めなかったので、 今年は自分も酔っ払おう、音楽に酔おう、と開演前から氷結1本。 寝不足も相成ってほろ酔い加減。 そういえば、去年に続いて平間至さん見ました。
定時(であろう時間)にメンバー登場。 なんと、3人浴衣着用! 大ちゃんは、黒の作務衣、ミト君ベージュの浴衣、 郁子ちゃんは珊瑚のような鮮やかなエメラルドブルーで、肩に金色が入った浴衣。 夏だね。夏休みだねー。
ライブは「THE NEW SONG」からスタート。 郁子ちゃんの鍵盤が跳ねる、歌声が跳ねる。 「帰ってきたぞー」とミト君。 髪の毛切ったミト君、若手モデルのようだったよ。さわやかー。 郁子ちゃんが「晴れちゃったねぇ」と笑うと、 さらに野音の上にかかっていた雲が切れていった。 「THE NEW SONG」は続いて「GOOD TIME MUSIC 」、「柏手」。 イントロで、大ちゃんのドラムに合わせて踊る郁子ちゃんが素敵で くーっと身をよじりたくなる。 あぁ、かわいい。かわいいぜ、郁子。
ここでカバー曲「That's the Spirit 」。 私は、通路側の席だったのをいいことに、 早速トイレに行き、氷結追加購入。 野音だと(特にクラムボンの場合)席を離れるのも、 周りの人に迷惑かけなければ全然ありなので、本当に気が楽。 どこにいても音は十分聴こえて、3人を十分感じられるし。 ということで、私は、途中更に氷結を追加購入したり、ついでに物販にも行った…
席に戻るとアルバム曲を挟んで、「はなればなれ」が始まる。 と思ってたら、はなればなれを1コーラスのみ歌い終わると、 曲は「パン蜜」、さらに「ドギー&マギー」へ。 なんとメドレーだった!初期のポップな曲ばっかりじゃないか。 あぁ、素晴らしい、と思いつつ踊りました、歌いました。 ただの酔っ払いと化してました。
MCでは、郁子ちゃんが「みんなにもお祝いしてほしいことがあります」と ミト君の第二子誕生を教えてくれる。 ツアー前のリハ中に男の子が生まれて、ミト君は立ち会えたそうだ。 「おめでとー!」「おとうさーん!」「親ばかー!」と客席から祝福の声。 そして「じゃぁ、そんなお父さんにささげる曲を」と郁子ちゃんが告げて 「便箋歌」が始まる。 話すように穏やかに歌う郁子ちゃんの声に、どうしようもなく泣きたくなる。 (酔っ払ってたからか?) それを抑えるように、座ってシャボン玉を吹いた。 風が心地よいくらいにふいていて、 シャボン玉はとってもきれいに空へに飛んでいった。
ここからは、メロウコーナー。 「君は僕のもの」や、アルバムの中でもしっとりした曲が演奏された。 (タイトルわかりません…) そして、日が暮れてきた頃、「とっておきの曲をやります」 という郁子ちゃんのMCに続いて「ナイトクルージング」が始まる。 青いライトに照らし出される3人が切々と紡いでいく、フィッシュマンズのメロディ。 今年もやってくれて、本当にありがとう。
終盤は、たたみかけるように「バイタルサイン」、「シカゴ」。 もう、ここら辺あんまり記憶がないんだな。 しかし、とにかく楽しかった。 シカゴの後には、興奮したお客さんが口々にメンバーの名前を呼ぶ。 それを聴いていたミト君:「前々回大助で、前回俺だったから、今回は郁子だな、せーの!」 お客さん:「郁ちゃーん!」 「じゃぁ、その勢いで『メリーゴーランド』ってみんなで叫ぼう」と郁子ちゃん。 そしてライブは本編最後の「Merry go round! 」へと移っていった。
アンコールは「Bass, Bass, Bass 」。 これは、大ちゃんがDJ(もうすぐMIX CDが出るらしい、DJ DAI)を務めまして、 ミト君と郁子ちゃんは演奏なし、踊りながら歌う、という珍しい布陣でした。 2曲目は「サラウンド」、 そしてツアーの中で野音でしかやらないという「コントラスト」。 終わりが近づいて、ずっとこの中にいたい気持ちが強まっていく。 わいわいしていた客席もどんどん静かになっていく。 最後はアルバムからDear Gould 。 お客さんがみんな「ありがとうー」って言ってた。 本当にそう思う。年に一度の、魔法のような時間をありがとう。
アンコールが終わっても鳴り止まない拍手。 もう、アンコールないかなーと思ってら、3人が再び登場してくれた。 ミトくんはまだ生後1ヶ月に満たない息子さんを抱っこして (いたらしい。郁子ちゃんは、ミトくんの娘さん抱っこしてた?)。 もう一度3人に送られる大きな拍手があったかく響いていた。
今年、先行販売でもチケットが取れなかった人がいたそうで、 参加できた自分は、本当に運がよかったなぁ、と思う。 そして、これまで3回中でいちばん楽しめました。 酔っぱらい作戦(?)、大成功でした!わー!
|