音を聴く日々。
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2008年06月21日(土) キャプテンストライダム/シュノーケル@F.A.D YOKOHAMA

渋公ライブから約1年、そろそろ見たいなぁと思っていたキャプテンストライダムが、
これまたここ2〜3年いつかはライブに行きたいと思っていた
シュノーケルとスプリットツアーをやるというので、行ってきました。横浜に。
ついでに横浜は、今の家に引っ越してから、30分程度で行ける近場になったんだけど、
なかなか行く用事もなく。
良い機会なので、バインのCD買ったり、横浜駅周辺をぶらぶらしてから
石川町にあるF.A.D. YOKOHAMAへ。
このライブハウスは、400〜500くらいのキャパかな。
黒い壁という壁にバンドのステッカーが貼ってあって、ステージはそれほど高くなく。
久々にライブハウスらしいライブハウスに来たなぁ、という印象だった。

出演は2組だけかと思っていたら、オープニングアクトがあって、
メンバーみんな20歳くらいの4人組バンドが4〜5曲演奏。
とにかく楽しそうで、演奏してる4人がキラキラしてるバンドでした。
特にボーカルの子は終始ニッコニコ。若いっていいなぁ。
でも、曲は聴いたこと感じのあるリフだったり、歌メロだったりが多くて、
あまりぴんと来ず。今時だなーって感じ。
リズム隊はパワフルでうまかった。

その後、長いセットチェンジがあって、あー、飽きてきたと思った頃にキャプスト登場。
キャプストがトリだと思ってたので拍子抜け。
スプリットツアーだから、交替で1番手と2番手を決めたりしてたのかな。
メンバー3人は、髪型がそれぞれ個性的だぜ、な第一印象。
永友さんは、肩まで伸びた髪が微妙な風合い(くせっ毛?)、
梅田さんは相変わらず後頭部のみふわふわした小鳥のような髪型、
そして金髪の菊住さんと、三者三様でした。

曲は「LONE STAR」からスタート。相変わらずギターの音がでかいです、キャプスト。
去年のライブからめっきり音源を聴いていなかったのだけど、
知ってる曲から始まってくれたので、「あ、ついていけそう」とほっとする。
しかし、その後は最近のシングル曲や、来週出るアルバムからの曲が
多かったので、楽しいんだけどテンションが上がりきるところまで行かず。
その代わり、MCや、顔で弾くタイプのサポートギターの方(ころころ変わる表情が最高)
を見て楽しく過ごす。
印象深かったMCを思い出してみると、まずは永友さんの
「私は、音楽の他に妖怪研究をしておりまして、今日も神奈川の妖怪を調べてきました」
というご当地妖怪ネタ。妖怪も地方によっていろいろ違うのですね、と興味深かった(笑)。
あとは、永友さんがデビュー前に昇進話があった時、音楽を続けたくて、
昇進は断わり会社も辞めて、バンドを選んだと言う話。
その結果、今も音楽を続けられていて幸せだという思いを
新しいアルバム「音楽には希望がある」にも込めたそうだ。
永友さんのMCは、落ち着いていて、みんなを諭すような話し振りなので、
先生みたいだなぁ、と常々思っていたのだが、
今日は髪の毛が肩まで伸びてるし、良い話だし、まるで金八のようだった。

そんな永友先生の良い話もありつつ、ライブ終盤は「まだまだ行きますよ、横浜!」ということで、
「キミトベ」と「マウンテン・ア・ゴーゴー」をドカンドカンと演ってくれた。
会場は(というか自分が、か)急速にヒートアップして温度が上がり、
手を上げたり、踊ったりしてるうちに、汗びちょびちょ。
「マウンテン・ア・ゴーゴー」では「山のように見えるー」を大合唱して、大団円。
あー、楽しかった。
最後の2曲だけでも非常に大満足した。
やっぱりキメ曲があるのは強いなーと思いました。すごいぞ、キャプスト。

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トリは私の胸キュンバンドベスト3に入るシュノーケル
(あとの2つはMilcoとゴーイング)。
メガネの3人が登場して「Another World」からライブスタート。
ボーカル西村さんが「イェイッッ!」とか叫んでいて、想像以上にアグレッシブ。
やっぱり、見た目も動きもキャプストより初々しい。
リズム隊の香葉村さん(坊主で中学生のようなさわやかさ)と
山田さんは、いつの間にかメガネじゃなくなっていて、あれ、落としたの?
はずしたの?と誰かに聞きたかった。

シュノーケルはね、3ピースだし、特にキャプスト音が大きかったせいもあって
音のスカスカさ、というか物足りなさがあった。
CDに入ってるキーボードの音がぽっかり抜けてしまっていて、
しかも声にそれほど迫力があるわけでなく、ギターが技巧的なわけではないから、
メロディの展開がよくわからない曲もあった。
そう意味で、3ピースでやってて物足りなさを感じさせないトライセラや、
ハックルはすごいなぁと改めて思いました。
でも、ライブは楽しかったんだなぁ。
「この曲やってほしい」と思っていたキャプストより純粋に楽しめたし、
やっぱり西村さんの声が良い。言葉の最後に残る独特な余韻、
高音で張ったときのかすれ具合、好きです、ツボです(わぁ〜)。
MCのまったりしたしゃべり(こっちはかわいい・・・)とのギャップも良い。
そして、メロディがやはり胸キュンなのです。

意外だったのは、CD聞いてて好きだったミドル〜スロウテンポのしっとりめの曲より、
勢いのある曲のほうが良かったこと。「solar wind」とか。
それは、やっぱり3ピースであることに関係してるかもしれないな。
ゆったりした曲だと音の物足りなさが気になるから。

あっという間に終わってしまった印象のシュノーケル。
想像と違うところもあったけど、見てみて良かったと思いました。
欲を言えば、一番好きな「天気予報」やって欲しかったけど。

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最後は2バンドのセッション。
まずは、西村さん・永友さんのボーカル2人のみが中華街で買ってきたという
ラーメンマンが被ってるような帽子を被って登場。
二人とも髪の毛の長さが中途半端なので、被った姿が怪しげだった。
1曲目は
「去年の事務所のイベント、バンドワカス天国用に、僕(永友さん)と西村君と
フジファブリックの志村君でつくった曲をやります」
ということで、社長の原田さん(帰り際に本人をお見かけした)に捧げた曲をやってくれた。
なんか、知ってるメロディーがいくつか出てきて、
それぞれの持ち歌をくっつけて作ったのかな、という印象の曲。
2人のハモリがきれいだったけど、ここでも永友さんの声がでかかった。

そして、2人に「水中人間オールスターズのみなさんです!」
(ツアータイトルが「水中人間」だった)と呼び込まれ、全員登場。
シュノーケル3人と梅田さんが演奏して、ユニコーンの曲をやってくれた。
ハンドマイクで、ステージ中を移動しながら歌う永友さんが楽しそうだったな。
一方、菊住さんは歌うことも演奏することもなく、いろんなところで
ひたすら写真を撮っていた。自由。

最後は7人とサポートギターの人も全員並んでご挨拶。
相当ツアーが楽しかったようで、シュノーケルの西村さんが
「また来週やってもいいくらい。必ずまたスプリットツアーやります!!」
と言っていた。
それにキャプストも答えてライブ終了。

久しぶりにバンドのライブを見て、汗だくになりまして、
こんなライブもいいなぁと思った次第。
なかなか良い組み合わせだったので、またやってくれたら行こう。
横浜もまた今度行こう。


ましゅ |MAIL

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