書庫目録

2004年04月29日(木) CASSHERN

つーわけでキャシャーン感想をば。

普段映画を(アニメ以外)観たがらない
某つれないキャットさんを連れて行ってきたんですが
これ、アニメじゃないですよ、実写です。
先日「王様のブランチ」で紹介してたのを見て
これなら見てもいいかなーと彼女は思ったらしいです。
誘ったら食いついてきたよ(笑)

9時過ぎからの上映だったので
仕事帰りでも余裕だったんですが
公開してまだ間もないこともあって結構混んでましたね。

で、ぶっちゃけ

コレが話題なのは
宇多田ヒカルのダンナが監督してるからってだけなのでは?
という感想を持ちました。

何よりあそこまで映像に手を加えてしまったら
実写でやってる意味がないと思うんだよ、私。
(いや、指輪だってだいぶCGだったけどアレは実写はムリだって言われてたから)
つーか近未来だってのはわかるんですが(パラレルだけど)
いっそのこと背景も半端にセット使わないでフルCGにしたらと思ってしまった。
フル3DCGとかでよかったんじゃ? アップルシードみたいな。
指輪はCG使ってたし実写映像に手も加えてたけど(色調整とか)
程度の問題だよ、程度の。
自然な感じを損なってなかったでしょう。

でもアレは。
いずれそうなる世界という実感が持てなかった。
指輪は昔はこうだった世界という実感が持てた。

その差です。

ストーリーもさぁ。
原作とは全然違う話だったよ。
あのストーリーだったら「キャシャーン」というタイトルにする意味がない。
何でそういう風にしてしまったのかがわからない。
だいたい鉄也が「オレはキャシャーン」と名乗る必然性もない。
何を思ってキャシャーンと名乗ったのか全然解らなかった。

ただの戦争反対映画だった。
映像がキレイなだけで。
よく原作者がこの脚本で許可したなぁ。
人間に対して反乱を起こしたロボット軍団と
新造人間(いわゆるアンドロイド)となった鉄也が戦う話だったのに。

宇多田ヒカルのダンナになったから撮れた映画だったという感じ。
じゃなかったらネームバリュー足りないし話題性もなかったと思う。

はっきり言って、テレビで放映されるのを待つ方が得策です。
あんまり映画を観て損したと思わない私ですが
久しぶりに失敗したと思ったです。

流されたらアカンですね(教訓)


 < 過去  INDEX  未来 >


明日香 [Fanatic Gene]


My追加