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風にのって龍が翔ぶ
瑠奈
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2003年12月08日(月)
刀と女

大河ドラマ「武蔵」が終わった 大河ドラマで一回も見逃すことなく見たのははじめてのことだ 二回くらいビデオ録画した以外は全部生放送を家で見た 最終回はやはりというか懸念したとおりあっけなくおわっちまった ま、回想シーンが多かったからね いいさいいさあれで。最後の五輪書を書いている姿や表情はよかったなあ 仏前にお通さんの笛が置かれているのを見てちょっとホロリときた 先に逝ってしまったのね・・・全体としては前半のほうが良かったなあ このドラマではいつになく「美」というテーマが感じられたから 小泉今日子演じる花魁が言った言葉「美しいものを知らずに修羅の道に行こうとするつもりか」本阿弥光悦に武蔵が刀を研いで欲しいと頼んだときに、「わたしは人を斬る刀は研がない、人を斬ることを躊躇うさせるくらいの美しい刀を残すことがわたしの目指すところだ」と。
けものの血がついた刀はどんなに拭ってももう美しくはない

親しい人に刀を愛するものがいる「本当に美のある刀というのは背筋が寒くなるくらい、こわいくらい美しい 女性と同じだな」そんなことを呟いていたけど、刀と女・・・ただ好きとか興味があるとかじゃなくて惚れこんでしまう、愛してしまうとそんな気持ちになってしまうものなのかな わたしは硝子越しの刀しか見たことないからよくわからないけどね