作家の柳美里さんの連載小説「八月の果て」朝日新聞で掲載中だったのが突然打ち切りになったという わたしはこの新聞は読んでいないので内容はわからないが、以前テレビで彼女自身が話をしていたので、その意気込みは知っている
マラソンの選手であった祖父の話 背景がどうであれ生涯を信念を持って貫いた祖父と書くことが生きることと生涯を貫こうとしている彼女 それを世論の反響だけでそれを断ち切ってしまうなんて、、、
傷が癒えてくるころにもう一度血を流すようにして書くということをしてきた彼女 そんな性質を伴う作家を嫌ったりする人も沢山いるけれども、わたしはますます彼女を好きになっているのを感じる 万人に理解されなくてもひとりの人にわかってもらえればいい
暮れてゆく春のみなとはしらねども 霞に落つる宇治の柴舟
新古今和歌集 春の下
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