年末最後の休日前の夜。 だーりんが今までコツコツと大型ゴミを かたしてくれていたので、今夜は私もやっと参戦。
洗面所を片付けていろいろやっていたらこんな時間。 だーりんはとっくに眠ってしまっている。
自分のものも少し整理しようとしたら クローゼットの奥にあった紙袋に目がいった。 そういえばこの辺りってここ数年いじってない; この際いらないものは処分するつもりで袋の中をのぞいた。
紙袋の中身は今は連絡を絶ってしまった 地元の友人達からの手紙や写真 地元を離れた頃の手帳や書類 どれもこれも、過去の私をあの当時の私を 一瞬で思い出させるもの達ばかりだった。
どうして忘れようとしていたんだろう。 あの頃の気持ち、記憶。 この時は、私が今こうしている事なんて想像もできなかった。 あの時だって必死に生きていたじゃないか。
処分するどころか大切にしなければならないものばかり。
確かにあの頃は苦しかったはずなのに 今は懐かしさでいっぱいで涙が出る。 戻りたいとは思わないけど、懐かしさでただただ泣けてくる。 思い出しては泣けてくる。 ひとつひとつ眺めながら、しゃくりあげて泣いてしまった。
いろんな人と出会ってきたんだ。 いろんな人に助けられてきたんだ。 いろんな人に囲まれていたんだ。 それを私は自分から切ってしまったけれど。
その中に遠距離恋愛時代 私宛てのだーりんからの手紙もあった。 あの頃のだーりんの私への気持ち。 読みかえしてはまた泣けてくる。
だーりんはちっとも変わってない。 態度こそあの頃よりちょっと大きくなったけど(笑) 私への優しさはおんなじ。正直で素直なのはおんなじだ。
これからもあの頃の貴方でいてください。
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