なんていうか。
どこにも混じりきれてない自分。 一番親しいはずの友達を信用できない自分。 仲間だと思った奴らが遠ざかっていく自分。 新しく仲間を作ることに失敗した自分。
そーゆーの全部抱えて、 馬鹿らしいと自分で思って、 思ったまま帰ることにした。 そーゆー選択をあたしはした。
「サヨナラ」も言わないで。 「オツカレサマ」も言わないで。 とりあえず帰ろうと思った。 寂しいから帰ろうと思った。
仲間に入ろうとしたら、 あたしがアクション起こしたら、 多分あの子らは受け入れてくれるんだろうね・・・。
あたしが笑って話しかけたら、 何の変化もなく接していたら、 多分あいつらは今まで通り遊んでくれるんだろうね・・・。
だけどあたし、どうしても嫌だった。 そこにいたくなかったんだ・・・。 友達少ないわけじゃないけど、 人恋しい時もあるのだけれど、 だけど結局「人間は1人」って、 思わずにいられなかった。
夕暮れが近づいてきて、 春だけどちょっと肌寒くて、 家にも帰りたくなくて、 ぶらぶらと自転車で、 行くあてもなく彷徨ってた。 あたしが愛してる地元の町を、 友達がたくさん居るはずの地元の町を、 1人でぶらぶら、彷徨ってた。 ずっとぶらぶら、彷徨ってた。
ここはあたしが愛してる街だよ。 ずっと愛してた街だよ。
だけどなんでだろう。 行き場所がないよ・・・。
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