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猛毒。
リョウ
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2002年07月05日(金)
戦う。

昨日、すごく懐かしい人に会った。






何日か前に、
全然知らない番号から電話があって、
あたし携帯さんに。
最近急に後輩やらなんやらができたので、
ああその類だろうと思って電話に出たら、
大昔の友達だった。みーちゃん(仮名)。
今東京に住んでるみーちゃんは、
どうも用事があって関西方面を訪れるそうで、
そこでどうやら、あたしのことを思い出したらしい。
「今度の木曜日なんだけど、あいてる?」





あたしはその日、
授業はないんだけど委員会の仕事が入ってて、
夕方から何時間かの仕事で、
抜けれなくて、
「夜からなら!」
って言った。
みーちゃんは「いいよ」って言った。






木曜、
ダッシュで帰った。
あたしの家の近くの駅まできてもらって、
ほんと何年かぶりに友達と会った。
みーちゃんはあたしに会ったとたん笑った。
変わってない、って言われた。





どこに行こうか、せっかくだからちょっとイイトコロで食べようか、
なんて話もしてたけど、
結局面倒になって、近くの居酒屋で飲んでた。
最近電話があった後、
何度か近況を話すメールをしていたので、
最初ッから話さずにすんだ。
まあ、もうあたしもハタチだしね。
それなりに、
いろんなことがあった。















あたしは最近、
「委員会」といものに息詰まりを感じていて、
弱ってるなあと自分でも思ってた。
大学生にもなって、
委員会っていう、
クラブでもサークルてでもない団体にはいって、
しかも二年目。仕事はガクンと増えた。一年目なんか比べ物にならない。
二年目もできるのは、
一年目やってたやつの三分の一程度。
あたしは選考に「受かった人間」で。
もちろんその裏には、「落ちた人間」がいる。
仕事は好きだけど、
その責任感の重さや、
何より人付き合いにヤられた。






同じパートで仕事をする子のひとりと、
最近折り合いが悪い。
そいつは「リーダー格」だったから。
面倒。
あたしはそいつの敵に回ったら、
孤独になるのが目に見えていた。
毒舌で皮肉屋のあたしが、
真摯に仕事をするそいつに勝てるはずもなく。
あたしはその仕事の仕方の、
「仕事優先」過ぎる姿に、
理不尽な考え方とか理屈とかを感じて、
近づきたくないと思ったんだけど。
だけど、
敵にまわすのは怖い・・・。
















あたしがそんな風に、
愚痴ったって言うか・・・、弱音を吐いたら、
みーちゃんは意外な顔した。
怖い?オマエが?
って。

「オマエいっつも、
 むしろ敵がいたほうがイキイキしてたじゃん。
 相手が強くても、
 『おうおうおう敵にしがいがあるじゃねえか』って。
 そう言ってたじゃん。
 逃げずに戦え。
 相手が強くても。
 たとえ卑怯な手使ってでも。
 戦うべきでしょ。
 自分の信念と違うのなら」

すごい昔のハナシ。
あたしもう、
色々弱くなっちゃったのにな・・・。
久しぶりの友達って、コレだからイタイ。
でも、
あたしは昔、
強かったんだなあ。
徒党組んでいろいろしてたけど、
そういえばいつも敵がいた。
みんなで団体としての敵も、
あたし個人の敵も・・・。








ちょっと目が覚めた。







あたしは「悪」でもいいんだから、
自分の意見を固めて突き進もう。
相手の弱いところを集中狙いして倒すぐらいのことができなくてアタシかよ。
向こうが強いからってその傘下に下ろうとするようなアタシかよ。
そう思った。
その生き方はひどく孤独だけど。






なんつーか、
強くなりたい。
ちゃんと。
生ぬるい安寧じゃなくて、
ちゃんと戦おう。






あたしは、
そーゆー人でいよう。


















みーちゃんアリガトウ。
目が覚めました。
君とも色々あったけど、
大人にもなったしね。
君と話せてよかった。