君が遠いので、 あたしはすねてほかをみるけど、 べつに何も沸かない。 なにも、はじまらない。
近くにいるヤツを見て、 あたしの胸はときめくけど、 行動に出ることはない。 そこまでの衝動がない。
スキでスキでしかたなくて、 突き動かされるという気持ちを、 あたしは味わったことがない。 今まで味わったことがない。
君は遠いので、 愛しいという気持ちも、 あたしはどうにももてあます。 スキというかなんというか。 スキというかなんというか。
ヤツは近くても、 ココロがまったくつかめない。 ヤツのココロもあたしのココロも。 まったくつかめない。 まったくつかめない。
近いヒトを本格的に好きになっても、 かなう想いではなく。 遠いヒトをいくら想っても、 発展する関係ではなく。
結局、 どっちもイラナイということなのよと、 あたしの中で算段がつく。 そして進むは独りの道。 そして続くは独りの道。
楽しいながらも、孤独な道。
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