メル子的日々思想

2012年11月02日(金) 迷い猫の話

清掃の短期バイト、今日で終わりました。
お疲れ様でした。


先週の外掃除の日、すべての仕事を終わらせて、
さてこれからタイムカード通して帰るぞという時、
一人の女性に声をかけられました。

「猫みかけませんでしたか?」

上品なマダム…ではない感じの、いかにもオバチャン。
猫を探してるらしく、見かけなかったか、白と黒の猫なんだけど、
しっぽは黒くて太くて、ちょっとぽっちゃりした猫なの、
1週間帰ってこないことはあったけど
今回は2週間帰ってこないから心配で、
ひばりちゃんって言うのよ、ときたもんだ。

もう早く帰りたい私は、はぁ、と適当に相づちを打ちつつ。
そもそも猫が2週間帰ってこない場合はもう戻らない、
って話を先日お友達が教えてくれたところだったのです。

きっと帰ってこないよと思いながら聞いていたけど、
そのおばちゃんは私に名前と電話番号を言ってきました。
掃除のバイトなのだからペンや紙を持ち歩いているわけでなし、
かといって無下にするのもと思い、
電話番号をぶつぶつ繰り返しながらロッカーまで帰って、
紙の端切れにメモしました。

そして昨日の外掃除の日。
今まで1ヶ月掃除をしてきて1度も見かけなかった「猫」が
目の前にやってきました。

わぁ、猫珍しいな〜、あれ?この猫白と黒の猫だ…。
なんかしっぽは黒くて太いし、ぽっちゃりしてるし、
毛並みも野良のようにぼさぼさじゃない…。

もしかして「ひばりちゃん」なのか…?

「ひばりちゃん、おいで」「ひばり」と声をかけてみると、
明らかに反応してこっちを見てくる!!

捕まえようと思ったけど、近づくと逃げるのであきらめて、
あああもおおおめんどくさいいと思いながらロッカーへ。
教えてもらった電話番号に電話しました。

「ひばりちゃんは帰ってきましたか?」

まだですというオバチャン。
今目の前に足が白くて背中としっぽは黒くて、
ぽっちゃりしてる猫が目の前にいますよ、
と伝えると迎えに行きます、という返事。

猫を見張ってるわけにはいかないので仕事に戻るけど、
そのままそこで掃除をするわけで…。
猫はいつの間にかいなくなっていたけど、
オバチャンはついに現れることはありませんでした。

なんだろ…だまされたのかな私…。

迎えに来る途中で会えてるといいけど。


人生で迷い猫を見つける経験(←違う猫かもしれないけど)
ってそうないよなーと思って記録しときます。


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