昨日もチラリと書いたけれど、娘は週末からずっと「夏」を満喫している。プール、夜店、ポケモンスタンプラリー、花火。「娘のために」を旗印にして、私も随分楽しんだ。季節行事はありがたい。熱中しているうちに、はたと気付けばその季節が過ぎ去っているのだから。毎日「暑い。しんどい」と愚痴ばかりこぼしているけれど、そうこうしているうちに秋が来るのだろう。
楽しかった出来事を書いておきたいところなのだけど、もっと書きたいことがあるので、今日はそのことについて。昨日、入院しているFの見舞いに行ってきた。
Fはついに透析をはじめることになり、先週末から入院している。「これ以上引っ張ると本当に死にますよ」ってことなので状態は決して良いとは言えないのだけれど、意地を張って頑張っている時と違って、これからはある意味病院の管理下に置かれるので安心だ。Fのことでは、ずっとハラハラしていたので正直なところ、心底ホッっとした。
Fはこれから先の人生、ずっと透析をして生きて行くことなる。どんな風になっていくのかは主治医でさえ「やってみないと分からない」とのこと。同時に腎臓移植の話も進んでいる。
ご両親から生体移植が出来れば良いのだけれど、他人からの移植となると平均で15年待ちとのこと。15年なんて、とても待っていられない。身近な人間が臓器移植を受けなければならない状態になって、はじめて臓器移植について色々調べてみたのだけれど、頭を抱えるような話ばかりだ。たとえば……今の法律ではFのご両親が生体移植に耐えられる状態でなかった場合「私が死んだら娘に腎臓を提供します」と遺言したとしても不可能なのだ。
Fが腎臓移植を受けるとなると、ご両親からの生体移植か、あるいは15年待つしかない。
私自身、思うことは色々あるのだけれど、暗くなったところで何も始まらない。とりあえず今はトラブルなく透析で暮らせるようになることを祈るばかり。Fは透析を受けながらアルバイトを続けることを望んでいるので、そうなってくれたら良いのになぁ……と心から思う。Fの透析生活が軌道に乗ることを祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。