1月21日の日記で、鈴木宗男氏はいつもガミガミうるさいので、NGO排除問題で名前を利用されたと書いたが、どうやら彼本人が巻き起こした騒動らしい。なぜにそれほどまでに外務省は彼の言いなりになるのか考えてみよう。鈴木氏が外務省への影響力を強めたのが、外務政務次官を務めた90年から、外交は票にも金にもならないなどの理由から外務省には族議員がいない。政府の途上国援助(ODA)削減問題などの予算折衝や重要法案の与野党交渉での手腕、そして話術で作った大物とのパイプライン。鈴木氏は外交の予算獲得や条約承認に欠かせない大きな存在になってしまった。それに依存する外務省。ちやほやされてうぬぼれる鈴木氏。今回の一件では、そんな持ちつ持たれつの「癒着」が露呈する結果となった。しかし、今回のNGOに対しての発言を聴くとあんたそこまで偉いのかよ!?と思ってしまう。「俺が集めた税金」って、あんたが1軒1軒、訪ね歩いて税金集めたのかよ!今回文句言われたピースウィンズジャパンに投入された税金なんて、たかだか数千万円。それでアレだけ言われれば当事者はたまったものじゃない。日本の国際舞台での活躍を阻むような発言は、世界を舐めきっているとしか言いようがない。鈴木氏が傲慢な力を誇示する温床、つまり党による政府の政策決定への干渉に、今回のような問題の本質がある。外務官僚がそういう力に依存する弱さを克服していかなければならないのは当然だが、政府と党の役割を分け、政府決定の説明責任を明確にする政治改革が不可欠なのだ。THE DOG↑いつもありがとう〜My追加