思いつき日記
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2002年07月26日(金) |
That day of summer |
今日仕事中、テレビがついている所を通った。 高校野球の県大会の決勝を放送していた…
私が高校生だった頃。 入学してまもなく、全校生徒を集めて応援団による応援の練習なるものが 執り行われた。毎年恒例でやらされる。
とにかく気合の入っている応援団。 新入生に何度も何度も声を出させるように仕向ける。 『聞こえねーよ』 校歌を歌わされたり、応援歌を歌わされたり、三々七拍子をしたり。 中学の時似たようなことを経験していたおかげで、要領は得ていたので 特に不思議とも思わなかったけど、こんなこと意味があるのか…とかその時点では 不謹慎にも思ったものであった。
私の高校は文武両道等と標榜しているのにふさわしく結構部活のほうも 強かったりする。最近学力の方は低下しているとの噂も耳にしたりしますが。
そしてその年の夏、応援団による応援練習を発揮するべく舞台が整った。 うちの高校の野球部が着々と勝ち進み、甲子園へ一歩一歩と前進していた。
私は一年生だったということもあり応援に行った。 その時のアルプススタンドで皆で応援した時の一体感。 「あいつらやり過ぎ」とまで全校練習の時に思った応援団。 しかしその力強い応援に正直感動したり。 さらに高校によって色々な応援があったり、掛け合いの応援みたいなのをしたり エール交換したり。声を張り上げての応援は勉強疲れにとてもいいストレス発散 だったと思う。(ちなみに夏休みなどほとんど無く補習がびっしり入るような 高校だった)
真っ黒に日焼けした球児。猛暑の中での応援。 所は違えどもこういうので連帯感が高まり、いい思い出ができるのだろう。
ふと今日、テレビの中のスタンドで応援している人たちを見ていたら、 懐かしい思い出が蘇った。感情が燃え立ったあの夏の日を思い出してしまった。 あるいはあの時の自分と重ねて一生懸命応援している人を見たのかも知れない。
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