僚
同じお客様対応同期飲み会。 同期の寮にて。思ったような話をすることはなく、専ら寮の他の人間と話をしていた。営業の同期のお嬢さんが残業でタクシー帰りだったからだと思うが。飲みなれない日本酒を注がれ、近くて遠すぎる距離を知る。上滑りの会話をそれと感じたのは素面の自分だけだったろうか。色んな人がいるんだな、と客観的に思った。それとない対応をしていれば、この先も面倒なくうまくやれるだろうきっと。仕方ないさ、出会った全員と親友になんてなれないのだから。こんな時苦手な日本酒でさえ酔えない(正確に言えば酔わないようにセーブしているのだ、意識無意識に関わらず)。上司連中と飲むよりまずい酒だったのだからしょうがないじゃないか。 -- 始発が動き出した時点で、一人先に出る。朝陽が綺麗で少し心が軽くなった。寝過ごしそうな乗換駅をなんとか乗り切り、家へと帰る。仕事と分けなきゃやってられないからね、と呟いた先輩の顔が会社の最寄り駅で一瞬よぎる。確かにやってられそうもないっすね、やれやれ、本当に嫌な飲み方をしてしまった。酒に失礼だと眠りながらいつか聞いた台詞を思った。
2004年04月17日(土)
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